思い出のレース #24

July 4, 2020

    お世話になります、4回生の高山です。ブログの提出が1ヶ月以上遅れてしまい、470リーダーとしての威厳を保つのが困難を極めております。小松さん、江澤さん、八代さん、自分の見てきた先代の470リーダーの方々の背中は未だなお大きく感じ、こんな事で果たして自分にその役目が務まっているのかと不安になる今日この頃です。まあこんなチャランポランした奴にリーダーを任命した同期たちにも少しは責任がありますよね。

 ところで思い出のレースということで、昨年の7月に行われた個人戦予選を挙げたいと思います。その頃の僕は、モチベーションをあまり高く保つことができず、色々と思い悩んでいました。その当時は470リーダーになるのが嫌で嫌で仕方がなかった。同期だけでなく、OBの方々やスナイプクラスの先輩などにも相談し、たくさんの心配をおかけしていました。あの時はありがとうございました。とはいえ、メイレガッタやプレでは強風域を中心にそれなりの成績を残すことができており、烏滸がましくも個戦予選は通るだろうと思っていました。迎えた個戦予選1日目の滑り出しは順調で、順位を片手やシングルに収め、ほっとしていました。しかし、3レース目で10位、それで焦ったのか4レース目では20位近くを叩いてしまい通過圏内から外れてしまいました。そしてそのまま2日目もぱっとしない順位ばかりでフィニッシュし、八代さんの個戦出場の最後のチャンスを奪ってしまいました。明らかに自分が走ることができていなかったにも関わらず、八代さんは優しく、それが余計に辛く感じてしまいました。陸に帰れば、同期や後輩たちが通過を喜んでいるのを見てさらに気分が沈みました。全ては5月、6月と真剣に練習に打ち込んでこなかった自分のせいだと分かっていたのですが、それでも悔しかった。閉会式の後、艇庫に戻ってセールチェックをしていると、予選落ちした飯島さんが、長塚さんやきゅーぴーさんに向かって「おめでとう!俺の分まで頑張れよ!」と言っているのが聞こえてきました。ですが、僕は個戦を通過した同期たちにおめでとうの一言も言えず、そのまますぐに艇庫を後にしました。艇庫を出て柳が崎方面へ左折した瞬間、堰を切ったように涙が溢れ出てきました。山中越えの30分間、ずっと泣いていました。本当に悔しかった。そして家に帰ってから同期に、おめでとう、と一言ラインをしました。その返信に対して、泣きそうやわ笑、と返しながら画面越しにまた泣きました。

 しばらくは落ち込んでいましたが、これをきっかけに自分の「勝ちたい」という気持ちを再認識することができました。20歳にもなって大した努力もせずにレースで負けて号泣してるなんて、そんなカッコ悪いことはない。それまでは、レースメンバーとして結果を残して部に貢献するんや!と勝手に背負い込んでいました。ですが、自分が大した選手ではないと分かった以上、逆に吹っ切れることができ、ヨットに対してフレッシュな気持ちで臨めるようになりました。

 あの時、挫折を味わったことは今となっては良い経験だったと思います。全日本インカレ1日目に僕は大叩きをしてしまいました。ですがその結果を引き摺らずに、ノーレースになった3日目はシングルで回航したり、4日目でもまずまずの順位で帰ってくることができました。結果だけを見れば全然ですが、それでも自分にとっては大きな収穫でした。ヨットはメンタルスポーツなんてよく言われますが、失敗の経験は時にメンタルを強くしてくれる、自分自身を成長させてくれるということを僕は初めて実感しました。

 ですが、失敗ばかりをしてはいられません。今年は何としてでもクラス入賞を達成します。「勝ちたい」ではなく「勝つ」のです。そのためなら自分が出場出来なくてもいい、クラス入賞できれば総合3位を取れればそれでいい、今ではそう思います。勿論、誰にもレースメンバーの座を譲る気はありませんが。部活動が再開できず苦しい状況ではありますが、ヨットに乗れなくてもヨットが速くなる努力を。

   お読みいただきありがとうございました。

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