

インカレ団体戦予選
お世話になっております。4回生470クルーの實松大介です。9/23-25に団体戦予選が行われました。3日間で合計7レース実施され、470級3位スナイプ級2位での総合2位となり両クラス予選を突破することができました。駆けつけてくださった監督、コーチ、OB、OGの方々ありがとうございました。 1日目は雨の中北東5mの風で左右からブローが入ってきて寄せるタイミングを測る必要がある風でした。京大としては立命館、同志社に数点差で喰らいつくもなかなか崩すことのない二校に少し点差をつけられることになりました。470としては上位で回航する艇がある程度限られてきており二上など走りながらどの艇を相手にしておくべきかを考える必要がありました。朝からいい風が入っており昼過ぎに1日の最大レース数を実施し早めの帰着となりました。 2日目は出艇直後ほぼ風がなくしばらく風を待ったのち北風から7mほどの強風が入ってきてハードなレースが行われました。突発的に現れる左のブローを捉えて京大ワンツーで二上を回航するシーンもあり2日目終了時も各クラス、総合で僅差につけて追いかける展開となり


夏合宿#6ターム
お世話になっております。第6タームを担当いたします、470スキッパーの矢田悠之助です。第6タームは9/14~9/18日でした。16日にはOBの松島さんに下級生練習に来ていただきました。午前は微風~順風でしたが、午後はかなり風が上がり、1ピンダウンの強風での練習になりました。午前の上下回航練習では、先日のコース練習で下回航時に膨らんでしまい、上回生にINコースに入られそのまま順位を落としてしまった反省から下回航時の船の軌道を意識して練習を行いました。午後の動作帆走練習では、できる限り上回生、OBさんについて行って、盗めるものを探す意識で練習を行いました。そして午後の帆走練習時、悲劇は起こりました。ある船がジャイブの際、切り上がって沈(船が横倒れすること)してしまったのです。このこと自体はよくあることですが、スピンネーカーが干渉して、その後40分ほど船を起こせず上回生クルーが琵琶湖の中に居続けることになってしまいました。その際、倉田が応援に行き、なぜか琵琶湖を泳ぎ出したり、僕が突然の腹痛に襲われた、と思いきやすぐに治り、レスキューボートに乗り込んで沈


女子イン
お世話になっております。3回生スナイプスキッパーの稲波智子です。9月17日から19日にかけて葉山港沖で開催されました、全日本学生女子ヨット選手権大会(通称:女子イン)の報告をさせていただきます。 女子インとはその名の通り、女子のみが参加できるヨットの全国大会であり、女子ばかりの環境は普段と違う雰囲気でとても新鮮でした。コロナ禍の影響で3年ぶりに開催された今年の女子インには、京大からは5月末の予選を通過したスナイプ 3艇、470 1艇の計4艇8人が出場しました。 今回の遠征は、初めて琵琶湖を飛び出す遠征初参加組の人が多くいました。噂に聞く葉山の海の爆風を味わってみたいなあと私はワクワクしていました。また、春合宿から組んできたペアとの集大成の場でもありました。 初日は朝からあまり風が吹かず、2時間ほど風待ちをした後、2-4ktの微風の中レースが行われました。いつもの琵琶湖のような微風で、全く船が進まず、マークまで永遠に辿り着けないような気がしました。嵐の前の静けさとはこのことを言うのかなあ、と話していました。結局2上まででフィニッシュとなりましたが、


夏合宿#5ターム目
お世話になっております。第5タームを担当させていただきます、1回生スナイプクルーの中村賢星です。第5ターム初日と2日目には、ヨット部に入部してから2年以内のプレイヤーのみ参加できる、新人戦が開催されました。第4タームではポイントレースが開催され、私以外の1回生プレイヤーの多くが参加していましたが、私はこのポイントレースに参加できなかったため、私にとっては新人戦が初めてのレースとなりました。 新人戦1日目には4レース、2日目には2レースが開催され、計6レースでのポイントレースとなりました。1日目は下デッキからハイクアウトまで、広い風域で風量が変化し、これまでのタームで練習してきたヒールトリムにかなり気を遣う場面が多いレースとなりました。他艇と比べて自艇はクルーとスキッパーの合計体重が大きかったこともあり、1下から2上にかけて大きなブローが入った2レースは6位フィニッシュと、私にとってはかなり良い順位で終えることができました。この日は自身の動作のミスを、上回生スキッパーの方がカバーしてくださり、なんとか走れたと思います。 2日目は1日目と比べて風が落


新人戦#2
こんにちは。1回生470スキッパーの溝脇大智です。今回は、9月7日から8日にかけて行われた新人戦について報告します。 このレースは、その名の通り、大学ヨット部歴が2年以内の学生が出場できるレースです。「大学ヨット部歴」という文句が曲者で、ジュニア上がりの凄腕「新人」も参戦できるというわけです。そんな中でも、京大ヨット部から出場した新人たちは奮闘しました。特に、多くの1回生は、人生初のレースとなった先日のポイントレースでの反省を十分に活かせたのではないでしょうか。 「新人戦は吹く」というジンクスがあるそうです。私も、台風11号が進路を変えて北上してきたと聞いた時には危うく信じかけましたが、当日はAPが上がって風待ちをするほどの微風でした。以下は私の個人的な振り返りです。 初日、レース海面までの帆走中に沈したのはさておき、よく分からないまま先輩の指示通りに船を走らせていると、いつの間にかゴールしていたというのが正直な感想です。というのも、テルテールとリーチリボンを合わせてヒールを潰すことに必死で、コース引きやミート挺の対処、藻の探索などをすべてクルー


新人戦#1
お世話になっております。一回生スナイプクルーの古閑麻央です。今回は9月7日、8日に琵琶湖で開催されました新人戦の報告をさせていただきたいと思います。大学からヨットを始めた私たち一回生にとって2回目のレースとなりました。 第1レースは一緒に乗っていたスキッパーの先輩のコースが当たり、左海面のブローをつかんで3位となりました。自分がどのようなコースを進んでいるのか、どのようなレース展開になっているのかよくわからないままに進んでいったというのが正直なところですが、ほとんどの船が自分の後ろにいるという光景は初めてのことで、とてもうれしく、また貴重な経験となりました。第2レースは上回航の際に下側に移動するタイミングが早すぎてマークタッチをしてしまいました。回航動作でのミスはとても大きく響くということを身にしみて感じたレースでした。 “新人戦2日目は爆風が吹く”というジンクスがあり、どんな風が吹くのか楽しみにしていた2日目のレースですが、今年は朝からほとんど風がない中での出艇となりました。第5レースでは、スキッパーの先輩と一緒にコースを考えながら走りました。


2022 スナイプ個人戦本戦
お世話になっております。4回生スナイプスキッパーの沼田来紀です。9/2〜9/4に蒲郡にて行われた全日本学生ヨット個人選手権大会について報告させていただきます。 初日は3レースが行われました。スタートに苦戦したものの各レグで順位を上げることができ、次の日につながる結果となりました。2日目は南東の風で4レースが行われました。不安定な風で難しいレースが続きました。京大からは1ペアのみの参加であったためレスキューなどと話すことができませんでした。そのため、自信を持ったコース選択ができませんでした。風を共有できるチームメート、レスキューのありがたさを痛感する1日となりました。来てくださった OBの皆様に励まされ、次の日は切り替えてレースに挑もうと決めました。最終日は10knotの風で1レースが行われました。スタートから攻めることができ、ペアで楽しんでレースをすることができました。 結果は15位となり、個人的には少し物足りなく感じました。しかし、三日間を通して他大学と十分に戦えると感じることができました。スタート、リーチングの帆走は団体戦までの課題だと感じま


夏合宿#4ターム目
お世話になってます。第4タームを担当させていただきます、1回生470クルーの豊田航生です。 第4タームは9/1〜9/4の4日間の練習でした。僕は8/28のポイントレースで動作がぎこちなかったこともあって、あまり良い結果を残せなかったので、新人戦までには動作を完璧にする様に意識してこのタームの練習に臨みました。 1日目は、天気予報の通り、雷雲が琵琶湖の空を覆い、出艇してはハーバーに戻ることを繰り返すという、厳しい条件の中の練習でした。風は弱く、下級生はロールタックやジャイブの動作練習が中心になりました。この日の練習では、ロールタックのアンヒールを起こすタイミングがスキッパーと合わず、また、ジャイブのブームを返すこともうまくできておらず、課題の残る日になりました。 2日目は、午前は全く風が吹かず、フリックの練習をしました。1分続けるだけで体がヘトヘトになり、体力がないことを改めて実感させられました。午後は腹痛のせいで一旦練習を離脱したため、十分には練習できませんでしたが、前日に先輩方から教えてもらったことをもとに動作をすると、タック、ジャイブ共にスム


夏合宿#3ターム目
第3タームでは2日目にあたる28日にポイントレースが開催されました。これが多くの1回生にとって初のレースになるという事で、27日からレースに向け気合いを入れて練習していました。 27日は残念ながらあまり吹かない一日でしたが、上がってきたタイミングで練習したスタート練習が印象に残っています。ウェイティングの際、メインを常に半シバーさせておくというのが難しかったことを覚えています。すぐにメインがフルシバーに寄ってしまって、止まらないよう慌てて修正していました。しかし、止まらずに待つことはできていたようで、相乗りした北川先輩の教えてくださったタイミングで加速させ、かなりギリギリを攻めたスタートができたのが嬉しかったです。 ポイントレース当日となった28日は、27日とは対照的に、5-6m/s程と良く吹いていました。普段の練習よりずっと長いレグをフルハイクか、さすがに辛いな、とレース前には思っていましたが、走り出すとアドレナリンが出るようで、何とか3R走りきることが出来ました。以下は自分個人の振り返りを記していきます。 1Rは本当の初レースということで、緊


2022 全日本470選手権大会
日頃よりお世話になっております。470リーダーの古澤です。今回は8/16〜8/21に唐津にて行われた全日本470選手権大会について報告させていただきます。 京都大学からは、抜井(2)奈良(4)ペアと古澤(4)赤城(3)ペアの2ペアが出場しました。 1日目は、南風強風で2レース実施されました。自身含め沈艇が続出し、沈せずにマークを回り、その中でも艇速のある船が高い順位を付けたレースでした。 2日目、西風中風の中、3レース実施されました。1日目よりも風は落ち着いており、海面近くにある島に対して右海面が左海面かどちらを選ぶかで大きく順位の変わるレースでした。この日までの5レースにて、ゴールドシルバーのフリート分けが行われました。京大は抜井奈良ペアがゴールド、古澤赤城ペアがシルバーへと振り分けられました。 3日目・4日目は、南風の中風というほとんど同じコンディションの中、各3レース実施されました。ブロー性の海面で琵琶湖の三井寺の風を感じさせるようなレースでした。抜井奈良ペアは3日目で総合13位、4日目で総合15位と好成績を残しました。古澤赤城ペアは3日目