

引退ブログ#20 森田颯斗(主将)
第90代主将を務めました森田颯斗です。 4年間、本当に充実した日々を過ごすことができました。書きたいことは山ほどありますが、その中でも特に濃かった“主将としての1年”を中心に振り返りたいと思います。 ■悔しさからのスタート 思い返せば1年前、全日本インカレ総合8位。戦力も揃っていたはずの89代で勝ちきれなかったことの悔しさと、少しの絶望感を抱えたまま90代はスタートしました。 そして、代でミーティングを重ねて1年間の目標を決めました。 最終目標:「“誇れる”チームを創る」 目標「総合4位を取って基盤を創る」 京大ヨット部に関わるすべての人が“誇れる”チームを創ること。その要素の1つとして「恒常的に勝てるチーム」になる。そのために、90代の1年間で“後世も勝ち続けられる基盤”を創るということをテーマにしました。 もちろん総合4位を取ること自体も大切ですが、それだけでは不十分。自分たちが引退した後も勝ち続けられる組織の体制や文化を築きたいと考えていました。 ■会話を大切にする文化をつくる 特に重要視したのは、部員間の会話を促し、考えられ


引退ブログ#19 原田真吾(470リーダー)
京都大学体育会ヨット部第90代、470クラスリーダーを務めました原田真吾です。 最後のインカレから早くも2ヶ月、張り詰めていた緊張の糸が切れ、穏やかな日常が戻ってきました。クラスリーダーという重責から解放された安堵を感じつつも、キャンパスでウィンドブレーカー姿の後輩を見かけると、つい声をかけてしまう、そんな自分に少し寂しさを感じている今日この頃です。 海の近くに住んでいたこともあり、幼少期から抱いていたヨットへの憧れを胸に、大きな期待と希望を持って飛び込んだ4年前。ヨット部での日々は、想像を遥かに超える刺激と学びに満ちていました。1回生の2月、石垣島の海風の中で経験したことのない成長の手応えを感じた日のことは、今でも鮮明に覚えています。 振り返れば、私のプレイヤーとしてのハイライトは2回生の頃にあったように思います。当時4回生だった十枝先輩とペアを組ませていただいた1年間。誰よりも努力し、悩み、そしてヨットの楽しさと厳しさを骨の髄まで叩き込まれました。目標としていた「全日本470出場」を十枝さんと共に叶えられたことは、私にとって何にも代えがたい誇


引退ブログ#18 岨伸明(スナイプリーダー)
僕がスナイプリーダーをやろうと思ったのは色々理由があるが、一番は人生に深みが欲しかったからである。 そのポジションに就けば最後の1年が激務となり、心身共に疲弊する過酷な道であることは先人たちの体験談を聞いて分かっていた。しかし、僕はただ舗装された道を選んで歩いていくだけの人生はつまらないと考えるタイプの人間だった。故に、スナイプリーダーになるという選択は、京大ヨット部的には正しかったか分からないが、僕の人生にはベストであるということに疑いはなかった。実際最後の1年は人生で一番大変だったし苦しい場面も少なくなかったが、リーダーになる選択をしたことを後悔する瞬間は一度もなかった。色々大変な局面に差し掛かった時心配してくれる人が何人もいた。自身も忙しかったり大変な環境に置かれていたりする中、見返りも求めずただただ身を案じてくれたその人たちには本当に感謝しているし、尊敬している。その心配はよそに僕はその局面さえも面白いと思えた。厳しい盤面を覆す戦略を考える時間はとても楽しかった。高い目標を目指して毎日を全力で生きることはとても楽しかった。...


引退ブログ#17 上野莉子(マネージャーリーダー)
お世話になっております。 90代マネージャーリーダーを務めました、上野莉子です。 まずは、4年間というヨット部での活動を無事終え、引退の日を迎えることができたことに安堵しています。振り返ってみると、私の大学4年間は、ほとんどヨット部と共に過ごした時間だったように思います。 ヨット部での4年間を振り返りながら、少し書かせていただきます。 1回生の頃は、新しい出会いと初めての経験の連続で、毎週末の練習に行くのがとても楽しみでした。部活に参加するたびに学びがあり、できることが増えていくことに、大きなやりがいを感じていた一年でした。 2回生では部活にも慣れ、ヨット部の慣例行事を経験し、同期と部活以外でもさまざまな場所へ遊びに行くことも多く、楽しい一年でした。一方で、唯一のマネージャーの先輩であり、慕っていた88代の先輩方が引退され、寂しさや不安を感じながら、最上回生になることを意識し始めた年でもありました。 3回生は、正直やりきれない一年でした。一つ上の先輩がいなかったことで、3回生ながら最上回生かつマネージャーリーダーとなり、今思えば「最上回生として求


引退ブログ#16 古閑麻央(主務)
お世話になっております。90代で主務を務めました、古閑麻央です。 ついにこの引退ブログを書く日が来たなと感慨深く思っています。あっという間の1年でもあり、思い返せば長い1年だったなとも思います。 その中でも大きなイベントとして、90周年記念式典がありました。KUYCが本当に多くの方に応援されているということ、90年の中で時代は違っても多くの人にとってKUYCが青春の1ページであるということを感じました。そして、90年という節目の年に同期21人で立ち会えたことを純粋に嬉しく思いました。盛大な式典を運営してくださった尾上様をはじめとする理事の皆様、OBOGの皆様、本当にありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。 修猷館高校の先輩である永富さんに偶然大学で出会い、部の雰囲気に惹かれて入部を決めてからこの4年間入学前には想像していなかったヨット漬けの日々でした。大好きな琵琶湖のオンデッキ北風の帆走練も、オリンピックウィークで見た後ろに90艇がいる景色も、強風で辛かった日々も、最後に高木さんと乗れたことも全てが忘れられない思い出です。この4年


引退ブログ#15 桂田泰誠
お世話になっております。 90代スナイプスキッパーの桂田泰誠です。ブログの提出が遅れてしまいご迷惑をおかけしました。遅ればせながら、引退ブログを書こうと思います。 引退して約2ヶ月が経ちました。インスタやYouTubeのおすすめからヨットの動画が着実に消えていっています。おそらく4年間でヨットを心から好きになることはできなかったのではないかなと思います。最後のインカレの結果が良くなかっただけに余計にそう思ってしまうのかもしれません。ですが、ヨット部に入部したことは間違いではなかった、と思えるほど4年間は充実したものでした。憧れた先輩の背中を追い、努力し、熱中し、一喜一憂し、ヨットと向き合い続け、仲間と切磋琢磨した、最高に濃い時間を過ごせたと思います。 代交代式で話していなかった学連のことを少し書こうかなと思います。 現役の皆さんは知っていると思いますが僕は最後の1年間、近畿北陸学生ヨット連盟の委員長を務めました。1年中仕事があり、自分のヨットのことだけ考えれば良いというわけではなかったことが1番苦労しました。元々はやるはずのなかった役職でしたが、


引退ブログ#14 曽良美彩紀
お世話になっております。90期マネージャーの曽良美彩紀です。 はじめに、インカレを終えてから早くも3か月弱が経ってしまいましたが、執筆を怠り最後までご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。 この場をお借りして、代交代式ではお話ししなかった4年間の振り返りをさせていただきます。 1回生の春、入部を決めた当初は正直4年間続ける覚悟はなく、まずは1年間このかっこいい4回生達を見送れればいいかという気持ちでした。しかしヨット部の生活が楽しくてしょうがなく、気づけば2回生を終えていました。3回生で最上回生となり、上下との関わりや教育につまずき、89代での引退も考えていました。しかしこれまでの生活や同期マネージャーを思うと決断できず、最後の年を迎えました。 就職活動や学業とも重なり苦しい日々でしたが、私が部活を続けられる日までは後輩たちに教えられることを教え切ろうと毎朝意気込み琵琶湖に向かっていました。また、最後なんだから楽しんでやれ!と夏の琵琶湖では最上回生の特権を存分に使いマネ飯で餃子を250個包んだり、念願のたこ焼きをしたり好き放題させてもらいましたが


引退ブログ#13 髙橋香琳
お世話になっております。 90代マネージャーの髙橋香琳です。 監督コーチを始めとする先輩方や後輩たち、そして同期のみんな4年間色々とお世話になり、本当にありがとうございました。 ようやく引退した実感が湧き、土日にみんなで練習していたあの当たり前だった日々がどれだけ貴重な時間だったか、今になって感じます。引退ブログと言うことで、思い出を振り返りたいと思います。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 入部のきっかけは、先輩方が全国3位という目標を掲げ、日々仲間と切磋琢磨しながら目標に向かって努力する姿をみて、私も一緒に頑張りたいと強く思ったことです。大学に入ってヨットという素晴らしい競技に出会いましたが、新歓の際にレスキューボートを運転した時の爽快感に心がトキめいたのは今でも鮮明に覚えています。私はマネージャーとして選手をサポートした経験がなかったため、最初は不安がありました。しかし、先輩方の温かい雰囲気や新しいことに挑戦できそうな環境に大きな魅力を感じ、この場所で頑張りたいと思い入部を決意しました。 1回生と2回生のときは、練習に行くのが楽しみ


引退ブログ#12 下村優芽
お世話になっております。90期マネージャーの下村優芽です。 まずはこの場をお借りして、京大ヨット部に関わるすべての皆様に、無事に引退の日を迎えられたことへの感謝を申し上げます。 インカレを終えてはや2ヶ月が経ちました。KUYCのブログを書かせていただくのもこれで最後ですが、引退ブログで何を書いていいのかわからず最初の挨拶からなかなか筆が進みませんでした。ブログ担当の方に迷惑かけてしまいすみません。 代交代式の際に、「一瞬一瞬を大事にしてほしい」と話したことを覚えている人は少ないかもしれませんが、本当に普段の練習がいかに重要だったのかを最後のインカレで身をもって実感したのでこのことを最後に伝えたいです。 私は学連という立場だったこともあり、レースの多くは運営側に立つことが多く、自チームのサポートに入る機会は、他の同期マネージャーはもちろん、下手をすると2回生マネージャーよりも少なかったと思います。そこで、少しでもレース経験を補うため、外洋のレースでは自発的に支援艇に乗せてほしいとマネリーダーに頼んでよく遠征に行かせてもらっていました。...


引退ブログ#11 豊田航生
お世話になっております。90代470クルーの豊田航生です。 「こんな引退がしたい」と、先代の引退ブログに憧れて入部したあの日から4年。時の流れの速さに驚くと同時に、濃密で、永遠のようにも感じられたヨット部の4年間が終わってしまったことに、未だ不思議な感覚を覚えています。 引退してからの1ヶ月、多くの人に「今の心境」を問われました。少しニュアンスがずれている点もありますが、私はほとんどの人に「意外なほど清々しい」と答えた気がします。 目標としていた総合4位には届かず、個人としても満足のいく結果ではありませんでした。それでもこの清々しさを感じられるのは、結果の良し悪し以上に、「ヨットという競技に、4年間真摯に向き合い続けた」という自負があるからだと思います。 振り返れば、4年間楽しいことや苦しいことなど色々なことがありました。特に私の4年目は決して順風満帆ではありませんでした。 年度冒頭の怪我による離脱、全く結果が出ずどん底を味わった春合宿、成長を実感しながらもあと少しのところで遠征を逃した悔しいレースシーズン、藻にまみれた琵琶湖夏合宿、そして体力の









