ヨット部を引退して #3

November 13, 2019

 

 

 

この度、京大ヨット部引退を迎えました、84代副務の飯島爽太です。最後のブログを書かさせていただきます。

京大ヨット部で本当に良かった。本当に楽しかった。そして、本当に熱くなれた。一度も辞めたいと思ったことは無かった。そんな青春の思い出をすべて記すには余白が狭すぎるので、最後の一年間、私が最高の笑顔で終わるために考えていたことを伝えたいと思います。

新チームになって、チームとして総合入賞、スナイプは一位という目標を掲げました。思い出のレースブログでも紹介した去年の同志社ウィークでの二位の景色が忘れられなくて、あの感動を全国という大きな舞台でもう一度味わいたくて、チームの目標とともに、「インカレ本戦でトップホーンを鳴らす」という目標も立てました。そしてさらに、その目標達成のために変えていこうと思ったことがあります。それが会話や意見交換でした。
ペアとの会話を意識することで、艇としての成長を目指しました。下級生の頃の沖では無口の自分を卒業して、遅いときの原因を二人で相談するだけで無く、速いときの理由を二人で共有し合いました。さらには、遅かろうが速かろうが自分は今こういう走り方をしている、波にのせるためにパンプを多めにやってる、逆にパンプはせずハンドリングで波にのせている、などなど、出来る限りの意見、情報を言いました。そうして次は、丘に帰ってからのミーティングで、チームとしての成長を目指しました。どうやって走ってた?動画のこの動作、利点はなんなん?今日はこうしたらスタートいい感じやったでなど、船の中と同じように反省点、改善点は質問し、発見点は言葉にして伝えるよう心がけてきました。そうしてどんどん新しい技術や洗練された技術を身につけていけたことが、大きな成長に繋がったと確信しています。
後輩たちの中には、こんな簡単なこと先輩に聞いてもとか、こんな発見もうみんな知ってるから言わんでもとか考えてる人がいると思います。最終的に京大ヨット部として強くなりたいって、そう思ってるなら勇気を持って言葉にしてみたら逆にそれが自分を強くしてくれるかもしれません。そして、いつも元気いっぱいで声をかけてくれた(独り言も含む)カネゴンによく元気づけられていた私のように、思った通りにいかないときはペアと会話して乗り越えていって下さい。

そして、今年もっとも京大ヨット部が目指したオール京大の精神。私は素晴らしいリーダーシップでチームを導ける主将やチームリーダーではなかったし、根っことなり裏でチームを支える主務、会計、学連委員長、各種部長でもありませんでした。そんな私が最高学年でどうすればよいかということを、今と同じくらい夢中になった高校野球と照らし合わせて考えたことがあります。高校野球は全国の高校球児が甲子園を目指すわけですが、その出場をかけた地方大会には20人のメンバーしかベンチに入れず、さらにスターティングメンバーとして出場できるのは9名のみです。よって、今の京大ヨット部と同じようにいわゆるサポートメンバーが大半を占めます。しかし、素晴らしい人間力のある恩師の教えのおかげで私がいた野球部は選考落ちした選手が腐ることなく、チームの勝利へと皆が貢献していました。その経験から、選手としての立場で恩師の考えを行動に移そうと思い、殴り書きのメモを作成して自分の役割を自分の中で確立させました。後輩や同期にどのように自分が写っていたかはわかりませんが、少しでもオール京大の精神に貢献できていたら嬉しく思います。

最後に
kuyc letterzine vol.13で私はこう綴りました。今年の春にある夢を見た、それはスナイプチームの勝利を喜んで、スロープで長塚と最高の笑顔で熱く抱き合っている夢だったと。インカレ本戦最終日にスナイプ優勝の事実を知って、感じたことのない胸の昂りのままハーバーに入り、丘からみんながスロープを駆け下りてくる姿を見て、さらに心躍り、ゆっくりと進む船を懸命に漕いで船から降りた瞬間に、長塚と笑顔で抱き合い、ピークを迎えました。やった、やったぁぁ!ああ、なんかこの感じ見たことある、でも長塚と俺の向き逆じゃなかったっけ?、みたいなことを考えて、抱擁のあと正夢になったことを確信しました。けれど、正夢になったことにそこまで驚きは無くて、ただ二回目の景色だなと感じたくらいでした。そして同期や後輩とわいわい喜んで、熱覚めやらぬまま原付で京都まで帰りました。
一上ドベを回航した私に、ありがたいことに、次の代のコーチをお願いされました。また一年ヨットに関わる日々が続きそうです。とても頼もしく一年後の成長が楽しみな後輩ばかりで、もうすでにわくわくが止まりません。新しい代で力合わせて目標に向けて邁進していって下さい!
次は後輩と抱き合う夢を見れたらいいな。 

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