最後のインカレを終えて#12

November 22, 2018

昨年度スナイプチームリーダーを務めました青木です。

はやいもので、全日本インカレが終わってから2週間が経過しました。引退して日がたつごとに、心に余裕のある日々を取り戻しつつあり、現役時代に感じていたリーダーとしての責任・重圧の大きさをいまさらながらに感じています。

幹部になって、総合入賞という目標を決めたときから、チームリーダーとして、目標を達成することにとらわれ続けてきたような気がします。副将という肩書を持ちながら、実際にはスナイプのことばかりを考えていました。

総合入賞するために、自分ができることは、スナイプチームを強くすること。

同じ琵琶湖という環境で総合優勝を達成した同志社大学。同じ国公立という条件で総合入賞の常連となりつつある九州大学。この2校に勝つことを総合入賞達成のための具体的な目標として掲げました。同じ環境で活動しているのに、負けていいだけの理由はないと思っていました。

福井インカレでみさせてもらった景色。入賞戦線の中で戦うことで感じた入賞のために必要な要素と自分たちに欠けていたもの。
下級生のころからヨットについて、組織について熱く語り合ってきた信頼できる同期
圧倒的な技術を誇り、それをチームのために生かそうとしてくれる後輩
そして年々、成長していくヨット部

入賞へのお膳立てがされ過ぎているかと思うくらいの幸せな環境に希望を感じつつも、成し遂げられなかった時の不安は常に心の中にありました。

だからこそ、勝つことにこだわった采配・チーム運営にせざるを得ませんでした。結果を出すことがチームのためであり、高木さんから受け継いだリーダーとしての役目だと思っていたから。

全員が納得できるスタイルではなかったかもしれないけれど、僕の中では目標に対してぶれずに、最善を尽くしたといえる1年間でした。



「最後のインカレを終えて」今思うこと。

それは、インカレの4日間楽しくて楽しくて仕方がなかったということです。最終的に結果が良かったからというだけではなく、4日間を通じて、常に入賞戦線の中で戦えたということが大きいと感じています。4年間の集大成となる大舞台で、極限の緊張状態の中で戦い続けた4日間は最高にスリリングでエキサイティングでした。

最終日の朝は、ブリーフィングで手が震えてまともに文字が書けないほど、過剰に緊張していました。それでも、長塚にビブスを着せてもらい、沖に出て、練習を始めると、集中の高まった良い緊張状態に変わっていきました。最終日のレース直前、目まぐるしく変わるコンディションの中、1帆走するたびにセッティングを整え、風について意見を交わしあったあの時間は、最高のチーム状態にあったと今でも思っています。

いつものごとくすかすかの上ピンから即タックを決め、振り返ると471が圧倒的な高さを誇っていました。そして、上マークで20番以内に3艇が集まり、常々言っていた「あとは上マークで会おう」が現実のものとなりました。

フィニッシュ直後の興奮・感動はすさまじく、あんなにも心の底から喜びの感情が沸き上がってきたことは今までにありませんでした。そしてこれからの人生であと何回この気持ちを味わえるだろうかと思うほど、刺激的な瞬間でした。

京都大学に入学し、ヨット部に入り、4年間を部活に捧げてきてよかった。そう思える最高の時間でした。


現役のやりたいようにやらせていただき、陰で支えていただいた入口監督
常日頃から相談に乗ってくださり、レースの合間に的確なアドバイスをくださったコーチの皆様
日頃よりご支援いただいたOB・OGの皆様、スポンサーの皆様
入賞への可能性を見させていただいた82代幹部の皆様
上達へのヒントを快く教えてくださったトップセーラーの方々
何も言わずにずっと見守り、応援してくれていた家族
部活との掛け持ちを許していただき、応援してくださった研究室の皆様
1年間チームの成長を考え続け、実行に移してくれたマネージャーをはじめとするサポートメンバー
僕のわがままに最後まで付き合ってくれたスナイプチームのみんな
その他京大ヨット部に携わっていただいた、すべての方々

皆様のおかげで、最高の時間を過ごすことができました。
本当にありがとうございました。



第83代スナイプチームリーダー 青木啓輔 

 

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