最後のインカレを終えて#08
4回生470クルーの関です。 全日本インカレが終わってしばらく経ちますが、クラス15位という結果は今でも受け入れるのが難しく、何度思い出しても悔しい気持ちでいっぱいになります。4年間一緒に頑張ってきたスナイプチームが全国の強豪を圧倒するレースを繰り広げ、優勝まであと一歩の成績を収めたことを考えると、彼らの姿はあまりに大きく、遠いものに見えてしまいます。 最終レースが終わった後、総合入賞に届かなかった現実を理解しながらただ呆然とハーバーに向かいました。着艇し解装をしていると、スナイプチームの中川が近づいてきてただ一言「お疲れ」と声をかけてくれました。その瞬間、総合入賞を達成できなかった申し訳なさやレースでミスを繰り返してしまったことへの後悔が溢れ出してきて、涙が止まりませんでした。全日本インカレ前、僕はLETTERZINEのインタビューで「第83代全員が笑顔で引退できますように」という言葉を記しましたが、有言実行できず同期のみんなには本当に申し訳ない。 今年の470チームは結局成績を残せませんでしたが、ストイックに練習量を増やし、上手くなろうとする姿はスナイプチームにも負けてなかったように思います。オフ期間の凍えるような寒さの中、みんな心折れそうになりながら自主練を積み重ねたのも良い思い出です。 1年前、チームを引っ張ってきた高橋・小松両先輩が引退され、かなり経験値の低い状態でスタートした時のことを考えると、下級生のみんなは貪欲に知識を吸収し、上達し続けてくれたと思います。君たちと同じチームで活動できて本当に楽しかったし、このチームが大好きでした。4回生と違ってみんなには来年があるし、今年の悔しさをバネに来年躍動してほしい。日本2位の実力を持ったチームが一番近くにいるのだから、彼らから学べることは必ずあるはず。来年西宮で一緒に笑えるよう、全力でサポートしていきます! 監督コーチをはじめとするOB・OGの皆さんはもちろん、体育会ヨット部の活動にご理解ご支援くださった大学関係者の方々や、4年間温かく見守ってくれた両親にも感謝の気持ちでいっぱいです。多くの人に支えられながら京大ヨット部の一員として活動できたことはとても幸せでした。4年間本当にありがとうございました。