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10/30~11/1日本学生ヨット個人選手権大会


 お世話になっております、3回生スナイプクルーの岡本旺成です。10/30〜11/1に愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーで行われた全日本学生ヨット個人選手権大会について報告させていただきます。この大会は例年9月に開催されているのですが、コロナウイルス感染拡大のため団体戦本戦の直前に行われることになりました。京大からはスナイプが二艇出場しており、団体戦前に他大学との実力差を測ることができるレースであり良い流れで団体戦に向かうために重要な大会でした。

 1日目は西寄りの軽風で1レースだけ行われ、両艇ともにシングルフィニッシュを飾り良い滑り出しとなりました。

2日目は北東のハイクアウトコンディションで1レース行われました。自艇はスタートからしっかりトップラインを守ることができ、2位を取ることができました。このレースで風が上がってきても強豪私立に走り負けなかったことは、大きな収穫となりました。

2日目を終えて、二艇ともに入賞を狙える位置におり、レースさえ成立すれば快挙を狙えるぞという期待の中で3日目を迎えました。

3日目は昼前から南西の風が入ってきて3レース行われました。自艇は1レース目と2レース目をまずまずの順位で終え、あと1レースをまとめると入賞という位置にいました。そして、迎えた最終レース。その前のレースの展開から上マークアプローチ際で右海面が伸びることが多かったことやスタート前に少し右振れの兆候があったことから右海面に行くことを選択しました。結果1上48位。フィニッシュでは少しあげて37位。スタート後すぐに左の風が入ってきて、右海面を切り捨てられずにズルズルといってしまいました。思えば、スタートする前から間違っていました。僅差で入賞圏内にいると分かっておきながら、風の分析に自信を持っていない中で競っている艇がいない海面を選択したこと。直近のレースで右海面に突っ込んで上位をとった船が多かったことに引っ張られ、またスタートで失敗することを恐れて混んでいる場所でのスタートを避けたことが原因です。

 最後の1レースで入賞を逃しました。確実に入賞できる位置にはいました。力はありました。絶対に入賞したいという気持ちもありました。でも、最後少しの焦りであったり冷静さを少し欠いていたことで入賞を逃しました。本当に悔しいです。ペアの村山さんは最後の個人戦でした。学生トップクラスのスナイプスキッパーです。団体戦が1番の目標だけど、純粋な個々の実力だけを競う個人戦でそのことを示したかった。半年間一緒に乗せてもらった感謝の気持ちを結果で表したかった。

 ヨットレースは10レースほど行われますが、その中のたった1レースで結果が大きく変わることが度々あります。最後まで集中力を切らしてはいけないし、最後まであきらめてはいけません。そのことを痛感した大会となりました。

 長々と書いてしまいましたが、最後にレスキューボートに乗って風の分析やメンタルサポートをしてくださった皆さん、また応援に来てくださったOBの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

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