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引退ブログ 大島諒也(470・クルー)


こんにちは。第86代主将務めさせていただきました、470クルーの大島です。引退ブログということで何を書こうかとても迷いましたが、今まであまり話したことがなかった後悔していることを書こうと思います。見ていてあまり楽しいものではないかもしれませんが、ブログということでこういうのもいいのではないかと思います。しくじり先生的に見て笑ってください。拙い文章ですが最後までお付き合いいただけると幸いです。


~1回生~

入学当初は勉強への意識が高く、サークルに入ってスポーツはほどほどに勉強をガチでやりたいと思っていました。しかし、実際にサークルの新歓に行ってみると、すごく楽しいけどこれを4年間やるのか?と疑問を抱くようになりました。そんな時に、遊びのつもりで予約を入れていたヨット部の新歓に行くと、活動は土日だけでそれ以外の縛りはない。と今自分が探している条件にぴったりの部活でした。ただ一点だけ、ヨットに試乗した時そこまで楽しくなかったという懸念点がありました。自分は体をとにかく動かしてパワーでゴリゴリするスポーツが大好きで、正直ヨットはそれとは異なるスポーツに見えました。しかし、縛りのないキツくない体育会という甘い誘い文句に釣られ入部を決意しました。一つ目の後悔は、そんなしょうもない誘い文句に釣られ入部を決めたことです。ヨットをやってるときは、面白いけど何か違うなあと思い全力で取り組めず、勉強をしている時は部活忙しくて勉強できないわ!と言い訳を作るようになりました。結局、ヨットも上手くならないし勉学の成績は低迷する最悪の事態に陥りました。そこで初めて、自分は楽な(拘束時間的にも体力的にも)体育会に入りたかっただけだったんだと痛感しました。楽して勝てると思っていたヨットは、実際やってみると全然そんなことはなく、他の体育会と同じ、いやそれ以上に努力をしないと勝てないのだと気付いたのは2回生の終わりでした。部活サークル選びの時に、楽したいなんて思わずに入ればもっと練習に真剣に取り組めていただろうし、その分勉強にももっと真面目に取り組んでいたと思います。新歓をするときは人を集めたいが故にそんなにキツくないよーみたいな文言を使う人もいると思いますが、僕はお勧めしません。普通に時間使わないとインカレで勝てないからです。市野さんは3000時間乗ればインカレ入賞できるとおっしゃっていました。


~2回生~

この年自分は、ありがたいことに4番手クルーとしてプレーさせていただきました。理由は体がでかいからです。当時は一丁前に技術も4番目、なんなら上三人とも勝負できるぐらいの実力があると勝手に思っていました。今思うと本当に恥ずかしいし、実力はゴミ以下でした。同期の奥山の方がうまかったと思います。そんなちょっと天狗になってる時に、個人戦前の練習レースでちょっと前を走れたりして、より天狗になっていきました。実際は自分の技術ではなく、自分の体重と、スキッパーの織田さんの技術のおかげでした。しかし、天狗になっているので他人のアドバイスを聞かない、技術を盗もうとしないという暴挙に出ました。あの時もっと素直になればよかったというのが2つ目の後悔です。どんな人のアドバイスも必ず何かしらの伝えたいことがあるはずで、それを理解しようとせずによくわからんなで終わらせるのは非常に勿体無いことです。いろんな人の意見を真摯に聞くというのは当たり前やけど難しいことやと思います。意識して他人の言ってることを理解しようと努力することが大切やと思います。


~3回生~

2回生の終わりに86代主将が自分に決まりました。それからは主将ってどうあるべきなのかをすごく考えました。けど、考えれば考えるほど自分は主将に向いてないのではと思うようになりました。いちばんの理由は自分は京大ヨット部というよりもヨット競技が好きなんだと気付いたからです。当然主将はチームの誰よりも京大ヨット部を愛していなきゃいけないのに、自分よりも京大ヨット部が好きな人が周りにはたくさんいて、そんな中自分に主将が務まるのかとめちゃくちゃ不安になりました。三つ目の後悔は主将に立候補するときに、あまり深く考えていなかったことです。立候補した時はチームをまとめるという役職をしてみたいという思いから立候補しました。しかしそこには愛や強い意志がありませんでした。愛のベクトルがヨットに向いてしまっていたというのが正解かもしれません。


~4回生~

4回生になってもなかなか京大ヨット部への愛は生じず、それゆえ、強い意志も芽生えませんでした。村山に覇気がないと言われ本当にその通りだなと思ったし、けどそれをどうすればいいかもわからない。この時は本当に全てがうまくいかなかったです。そして結局ヨット技術を磨くという逃げに走っていました。自分が主将として何もできてない罪悪感から、あまり周りに発言できなくなりました。今年は黒田、奥山、佐藤がそれぞれクラスリーダーとしてきちんとやってくれたから結果はある程度出たと思うけど、正直自分が主将としてみんなにできたことはなかったなと思います。こんなヘボ主将で本当にごめんなさい。これが4年間で1番の後悔です。チームを好きになる方法を考えずに、逃げてしまった、そしてそれを誰にも相談できずに1年過ごしてしまったことを今でも後悔しています。この時、自分は人生で真に人を信頼して頼ったことがなかったんだと気付きました。こんなに頼もしい同期、そして先輩や後輩に囲まれていながらも、なかなか人に相談することができませんでした。しょうもない、頼りない主将で本当に申し訳なかったです。最後のインカレでチームで戦ってくれたみんなには本当に感謝しています。ありがとう。



後輩のみんなは自分よりも大人で、こんな後悔はしないだろうと思います。ただ、どんな時にも感謝だけは忘れずに、人の繋がりを大事にしていってほしいです。自分達は親御さんはもちろん、監督やコーチ、O Bや応援してくださってる皆様のおかげで部活ができているということは忘れないでいてほしいです。



拙い文章でしたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。これからの京大ヨット部の健闘を祈ります。

4年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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