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引退ブログ#10 鈴木亮太朗

  • 2025年12月24日
  • 読了時間: 8分

誰に読んでもらいたいか?


①後輩の皆

このブログをきっかけに新しい気づきを得て、あわよくばより良い未来に向かって新たな一歩を踏み出してくれることを願います。興味あるテーマだけでも読んでいただけると嬉しいです。


②お世話になった先輩方

やっと僕も卒業しました。皆さんのおかげで今の僕があります。多くの先輩方の顔が浮かびます。感謝です。どんな感想でも構いません、読んでLINEいただけると喜びます。是非ご飯ご一緒させてください。今も変わらず、美味しい肉と魚が大好きです。


③ご縁あってこの文章を読んでいただいているビジネスマンの方

僕は起業家として、47歳で1兆円の産業を創ります。同時に、文化・コミュニティ・場を作れる人間になり、日本・地球に差分を残します。僕の生き様を見て投資してくださる方、ご連絡ください。mail: jpnryo1231@gmail.com


この時代ですが、AIを一切使わず自分の言葉で書きました。こんな非効率・非生産的方法で書いたのかと言われそうです。さらに時代が進み、文化の振り戻りがあり、「やはり人の手で書くのがいいよね」と言われる時代が来るのでしょうか。


ーーー


〇入部から卒業までを振り返って

あっという間です。今現役の方々は、目の前の一秒一秒に拘って練習してください。目の前を妥協する人は絶対に勝てないし、妥協しなくてようやく土俵に立てるのがヨット競技であり、京大というポジショニングです。ヨット競技は不平等です。ジュニアとは最初のスタートラインが違う。不平等だと不満ばかり言うやつは無視して努力してください。視座視点は上に合わせる。関わる人は選んでよい。

4年間終わって気づきました。時間は余りに短い。やらない理由を並べる時間もなければ、トライするのを躊躇する時間もありません。思い立った時に一歩を踏み出してください。最初は小さくで良いです。失敗して良いです。むしろ最初に失敗出来たらラッキーです。意図をもって小さく試し、チャレンジから気づきを得て、修正し次に生かす。成果を出す・角度を上げるとは、ここのサイクルを回すスピードと精度でしかありません。


〇自分の大義と覚悟

1.なぜ自分はこれをするのか

2.その大義はどれほどの覚悟を伴っているのか

コトに取り組むときの本質はこの2つに集約されると学びました。この問いに向き合い、腹落ちし、言語化することです。ここを突き詰め、なぜの先にある理想を描き、正しく目標を立て、現状との差分を埋める手段を検討しながらとにかくやること。成果が出るまでとことんやることです。これらの根源にあるのは、大義と覚悟、この2点です。自分に正直に。


〇仲間

・本音で話せる仲間、心から尊敬しアホな話ができる仲間。これはそう多くはいません。出会えません。人生通してせいぜい5-10人程度でしょう。ヨット部は異常な空間です。今その瞬間に横にいる仲間を大切にしてください。尊敬するからこそ、衝突を恐れず声を発してください。

・僕たち90スナイプはあまりに気を使いすぎました。最後、時間が間に合わなかった。目標は高く。それを聞いたときにワクワクできるかどうか。決めた瞬間から努力すること。誰も見てなくても、自分は見ています。勝負所で支えてくれるのは、過去の自分の努力・それに紐づく根拠のない自信のみです。その根拠のない自信の矛先がチームに向いたら、とても強い。チームビルディングに正解はなく、やりきった道が生き様の結集値になり、表層化すると結果として現れる。それが4年間という時間軸の制約の中で成し遂げられるかどうか。


〇成果

・結果に拘ってください。バックグラウンド、前提、過程、プロセスは全く関係ありません。人はそんなとこ1ミリも見ません。成果を出すか出さないか。引退すると数字のみが残ります。みんなで頑張った感、一生の仲間ができた、否定しません、各々の生き様なので。けど言い訳、落としどころを見つけ、過去4年の生き方に意味を持たせるべく必死に言語に落とし込んでいるように自分には写ります。

・数字に向き合うことはしんどいことです。が、言い訳せず向き合ってる人はかっこいいです。これからの時代、強い動物が生き抜きます。今の日本は、まだ、資本主義です。金がないと生きていけません。報酬対価は成果物の大きさに対し払われます。ヨット競技は構造的にビジネスと同じです。社会に出る前の貴重な4年間を捧げるわけです。卒業時に手にする成果物・アウトプットの質をわざわざ下げる必要はない。徹底的に成果に拘ること。ぬるい価値観は人をダメにし、差分は複利的に開きます、不可逆的に。


〇部活を辞めるとは

・止めません、説得もしません。僕の4年間を振り返っても多くの人が去って行きました。京大ヨット部は、ある程度の文化が醸成され、トップダウンで目標を追う組織です。合う人合わない人がいるのは健全な状態と捉えています。同時に、その選択肢が制限されること自体はあってはならない。主将に許可を貰う、チームリーダーに許可を貰う、こんなルールはクソです。不適当に制限され、順序とかいうことを言われた時は言い返してください。「あなたは私の人生に対して責任をとってくれるのですか?取らないなら人生の意思決定に口を挟むな」と。

・一方で、今目の前のコトに全力で向き合えない人がたとえ部活をやめたとしても、その先で人生を全力で生きられるかという論点に対しては懐疑的な立場です。やりたいことを見つける、他にやりたいことが見つかった、これらフレーズを残し去っていく人間は自分にとって全て逃げに見えました。もっと賢くあるべきです。誰にも言わなくてよい、副業的に自分のやりたいことを探せばよい。すべては自分の時間の使い方次第。練習で時間が無いと嘆くなら、練習前の朝5時~6時、練習後の21時~22時、何をしていたか自分に問うてください。くっちゃべったり意味のない時間を過ごしているにもかかわらず、ヨットがやりたいことでないなどと言ってるのであれば、もう少し努力したら?と思います。

・(新歓にテーマが逸れる)辞める人に対しての責任は寧ろ上回生、こと新歓にあると感じます。リアルに即したメッセージを作成・発信し、期待値・温度感・目指す方向性のすり合わせをすること。現実的にその実現が無理だとしたら、入部を誘う以上目の前の新入生の人生に責任を持つ覚悟は必須だと感じます。最後は人という一点に収束します。誰を仲間にするか、です。人数をたくさん入れたらそのうちの数人良い人が出るという仮説は奇しくも真です。一方で、組織フェーズによってスタンスは変えてよいと感じます。インカレの勝負は初期の初期で決着がついているのかもしれません。新入生をモノ扱いし、人数をいれることを目的化し、自分たちを等身大以上にアピールする場が吐くほど苦手でした。一方で、目的化するのが適切な手段も存在し、新歓はそれです。僕はあの場にはいれなかった。4年間逃げてばかりでした。


〇後輩としてのずる賢さ

・実力があるにも関わらず、組織の中で埋もれることほど不毛な事態はありません。自分にとっても、組織にとっても。実力を正しく見抜き、引き上げ抜擢するほどに頭が良い上回生はいないし制度のせの字もありません。ではどうするか?戦略的に、その組織の投資対象になることです。所属する組織では何が是とされるのか?評価基準を知ること。キーパーソンを見抜き、そいつと仲良くすること。上回生は所詮年だけ取って上が抜けた結果、実力が伴わず役職だけ得た人が大多数です。正しい評価&抜擢などされないと割り切り、戦略的に自分をアピールしチャンスを掴んでください。大切なのは頭でっかちにならないこと。チャンスを掴めても実力が伴ってないと長く続きません。自分は何を武器にしたいのか?何を鍛えるのか?努力を誰よりもし、虎視眈々と抜擢機会を見極め、チャンスでアクセルを踏んでください。

・同時に、誰よりも愛されキャラになることです。ただ実力があって嫌な奴は抜擢されません。周りから叩かれ、終局的には抜擢した上回生が責められるからです。損をしない、そのために愛されキャラになること。面前で面白いことを言う必要などありません。ニコニコ素直でいればよいです。自分という商品価値をどう見せるか、それくらい拘ってください。ヨット部での4年間は一度きりです。

・上回生としてのマネジメントコストは3つという結論に収束しています(今時点)。

1.決めてあげるコスト

2.教えてあげるコスト

3.心配してあげるコスト

この中で3つ目の心配するコストは非常に高いです。つまりペア決めでここを感じると無意識下で選択肢から排除します。上に這い上がるには、とにかく上回生とペアを組み成果を出すことです。何もできない、技術もないのであれば、常にニコニコ楽しそうにしておくことこそが赤ちゃんとして作れる最も大きな成果物です。


ーーー


上記を考え行動し続けた結果、全日本個人戦優勝はできた。しかしスナイプ組織として成果を出すことができなかった。限りある時間の中で、最後時間の締め切りに間に合わせることが出来なかった。90スナイプの皆に対して一緒に頑張ろうと仲間にし、引退後の姿を描いた立場として責任を果たせなかった。その悔しさ、一方で、ぶつける場所がないやるせなさのみが残ります。


思い残すことなくやり切って引退できたとは口が裂けても言えません。4年間通して学びがあり、人生の仲間を得たのは事実。しかし残ったものはスナイプ5位という結果です。それ以上でも以下でもない。引退というものは、綺麗なものでは決してありません。勝者以外の全ての者にとっては、「もうチャレンジできません。時間切れですよ」という現実を突きつける通告です。目標を達成できないとしても、4年間振り返った時に一秒も妥協が無かった、やれることはやったと思えるなら話は別です。しかし僕の場合は違う。綺麗な言葉で飾ることは一切しません。何も気持ちよくありません。


大好きな後輩にはこんな想いをしてほしくない。だから、今この瞬間から引退する瞬間まで、一秒たりとも後悔する余地を作らないでください。引退した僕が皆に送れる唯一の助言です。


期待しています。


鈴木亮太朗

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