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私がヨット部に入った理由 #13


こんにちは。2回生470級クルーの奈良昌弥です。京都へ来てはや一年、新型コロナウイルスの猛威により一年前想定していなかった形で新学年を迎えることになった現状ではありますが、入学当初の気持ちを思い出しながら今回のブログを執筆したいと思います。入る部活・サークルに悩む全ての新入生に対し少しでも参考になる文章になればと思います。

大学入学当初、大学について何もわからない自分はとにかく色々な団体の新歓を回ってたくさんの人と話して色んな情報を手に入れようと考え、ほぼ毎日どこかしらの新歓に参加していました。当時の自分の考えとしては、大学でスポーツと同時に色んな種類のアルバイトをやってみたり英語をしっかり勉強したりと、とにかく何か一つだけに集中するのではなく様々なことに挑戦したいというのが強かったです。この考えのもとサークルを中心に新歓を回っていた自分ですが、ウィンドサーフィン部といういかにもかっこよさそうな部活のビラを見つけ参加を申し込んだのですが、あいにく全日程キャンセル待ちだと言われてしまい、仕方なく似たようなことをやっていそうなヨット部の試乗会に足を運んでみました。はじめてヨットを見た時は「エンジンはついていないのか」「ロープが多くてややこしそうだな」くらいの印象でしたが、乗った感触は思いのほか楽しかったように記憶しています。部の何となく男子校的な雰囲気は悪く思わなかったし、練習場所の琵琶湖も思いのほか近く、何より通常練習が土日の二日間合宿だけだというのがとてもメリハリがあって良いなという印象を受けました。この活動日程なら良いバランスを取りながら色々なことができるのではないかと思いました。

その後も色々な団体の新歓を回りましたが、入る団体を決めるにあたり自分の中で二つ思うことがありました。一つ目は、縦横関わらず人間関係が密に形成されている団体に入りたいということです。大学生の多くは所属しているサークルや部活を人間関係の足場にしていると感じ、その重要性を強く認識するようになりました。そして二つ目は、色々なことをやるにしても、自分として何か軸になるものをもっているべきだということです。これは樹木に例えるとわかりやすいと思うのですが、幹となる何かを持ち、そこに枝葉・花を形成することで、大学生活全体が木として立派なものに仕上がるということです。自分の中では、部活を幹として据えることでバイトや勉強の枝葉をつけ、恋の花を咲かせるのが大学生活の理想像だと考えました(花にはそれぞれ花期というものがあります。遅咲きだからといって焦ることはないでしょう)。この二点を考慮した結果、ヨット部に入部しようと決断するに至りました。

長々と入部の経緯を書いてしまいましたが、正直なところ入部の理由なんてものはどうでもよいものです。感覚的に短絡的に入部を決めても構わないし、ものすごく考えて入ったからといってすごいわけではありません。ただ、しっかり考えて決断すれば自分の決断に自信が持て、後々後悔することも少ないでしょう。大学生活をどうしていきたいか考えるということを新入生には大切にしてもらいたいなと思います。

自分としては、大学一年目を振り返るとまだまだ要領が悪くてうまく行動することができず、結局ヨット部が色濃い一年となり反省も多くありますが悔いはありません。高校や学部の知り合いが誰もいないこの部活に、そして全く経験したことのないヨットというスポーツに、たった一人で飛び込んで本当に良かったと思います。二年目こそ、新入生のフレッシュさに負けず劣らず精進していきたいと思います。

以上長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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