女子イン

お世話になっております。3回生スナイプスキッパーの稲波智子です。9月17日から19日にかけて葉山港沖で開催されました、全日本学生女子ヨット選手権大会(通称:女子イン)の報告をさせていただきます。

女子インとはその名の通り、女子のみが参加できるヨットの全国大会であり、女子ばかりの環境は普段と違う雰囲気でとても新鮮でした。コロナ禍の影響で3年ぶりに開催された今年の女子インには、京大からは5月末の予選を通過したスナイプ 3艇、470 1艇の計4艇8人が出場しました。

今回の遠征は、初めて琵琶湖を飛び出す遠征初参加組の人が多くいました。噂に聞く葉山の海の爆風を味わってみたいなあと私はワクワクしていました。また、春合宿から組んできたペアとの集大成の場でもありました。

初日は朝からあまり風が吹かず、2時間ほど風待ちをした後、2-4ktの微風の中レースが行われました。いつもの琵琶湖のような微風で、全く船が進まず、マークまで永遠に辿り着けないような気がしました。嵐の前の静けさとはこのことを言うのかなあ、と話していました。結局2上まででフィニッシュとなりましたが、自艇は下有利のスタートでちゃんと出ることができて、久しぶりに良い順位を取れたので嬉しかったです。470はフィニッシュできたのが40艇中2艇のみという大波乱がありました。こうして1日目は470スナイプともに1レースのみ消化して終わりました。一方その頃琵琶湖では暴風が吹き荒れていたようです。また、台風の影響で、初日の夜のうちに3日目にはレースが行われないことが伝えられました。

2日目は初日とは打って変わって朝から強風が吹きつけていました。追い風でレース海面に向かう途中必死にヒールトリムをしてくれるクルーの後ろで、私は高波とブローに怯えながら帆走をしていました。そのうち霧も出てきて、どこが陸でどこが地平線だか見分けがつかなくなるだけでなく、少し離れた船は影も形も全く見えなってしまい、これほどの視界の悪さの中でにヨットに乗ったのは初めてでした。爆風が吹き荒れる中スタートを待ち、予告通りに470がスタートした後、スナイプが1回ゼネリコになったところで更に天気が悪くなってきました。霧のせいでレースをしている470艇団の様子は全く見えなくなり、近くでは雷もなりはじめ、スナイプはAPHとなり慌ててハーバーに戻りました。その間に470は2レース行われ、その後入れ違いにスナイプは再出艇することになりました。2レース目を迎える頃には、風は収まっていましたが波のうねりが大きく、経験したことのないコンディションに苦労しました。苦手としている上マークのアプローチが上手くいかなかったり、ゴールの目前で油断してプロテストをかけられて大幅に順位を落としてしまったり、悔いの多い内容となってしまいました。スナイプは2日目も1レースのみを消化し、こうしてレースは終わりを告げました。

3日目に行われたレセプションでは、他大学の女子選手との交流を深めることができました(会場は葉山の有名な結婚式場でした)。

莫大な時間とお金をかけてはるばる葉山までやってきた割に、たったの2レースしか出来なかったのは少々物足りなく感じてしまい、あまりの物足りなさに2日目なんかは爆風にもかかわらずもっとレースがしたい!と普段なら決して思わないことまで頭に浮かびました。しかし、対岸の景色も見えないほどの海の広さ、波やうねり、潮の流れを体感したり、バック出艇や黒球なしでのレースなどはじめての経験をしたり(…バック出艇は、爆風よりも何よりも今回の遠征で一番怖かったと言っても過言ではない)、普段琵琶湖で練習している中では到底知り得ないこともたくさん経験し、自分が日常いるのはとても狭い世界で、外に目を向ければまだまだ知らない世界が広がっているということを実感できた、非常に有意義なものとなりました。

最後になりましたが、温かい声援をくださったり、葉山まで駆けつけてくださったOB・OGの皆様、琵琶湖から熱いエールを送ってくれた部員のみんな、帯同してくれたサポートメンバー、応援してくださったすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

写真は、憧れの存在でもある大好きな先輩、個性豊かで信頼できる同期、今回の遠征で更に仲良くなった可愛い後輩と一緒に映った、お気に入りの一枚です!

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