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思い出のレース#12

こんにちは。スナイプクルーの厳です。 「思い出のレース」を書くにあたって、今までのレースを1回生の時から思い返してみました。 最終レースの最終レグでペアの先輩の機嫌が急に悪くなり家に帰りたくなった一昨年のプレプレ。 一上でトップ艇に周回差をつけられて家に帰りたくなった去年のプレ。 はじめてサイドステイを飛ばして家に帰りたくなった今年の同志社ウィークのプレレース。 性格のせいか、思い出すレースは全部悪い印象のものばかりです。(レースではなく、大会になるのですが)今回はその中でも私を蝕んで止まなかった一回生の時の新人戦について筆をとろう思います。 私はクルーだったので当時2回生だった小塩さん、中川さんの船に乗り代わりながらのレースでした。レース日程は8月の最終週だった気がします。京大では1回生は夏までホッパーに乗ってヨットのいろはを学ぶのですが、私も例に漏れず8月初旬までホッパーに乗っていたのでスナイプクルーとして練習したのは1,2週間程度でした。そんな訳でコースをひく余裕などなく、かろうじてタック・ジャイブができる状態でレースに参加しました。 初日。コースは全て中川さん小塩さんがひいていました。私は二人の言うタイミングでタックとジャイブの動作をするだけ。たまに反ったり。そしていつの間にかフィニッシュ。他の一回生クルーと交代してレスキューボートに乗る。そんな感じでレースが消化されていきました。結果はほとんどシングルだったと思います。 「この乗り物、おもんないぞ」 レスキューで沖飯の月餅を頬張りながら思いました。ボートスピードを作るスキルもなくコースの引き方も知らず正にヨットに「乗せてもらっている」状態でレースが楽しくないのは当たり前かも知れませんが、それらより強烈に私を悩ませたのがレースの順位でした。繰り返しになりますが、当時私はスナイプに乗りたての雑魚クルーでした。スマブラDXでいうと(*)ピチューです。そんなクルーを乗せても簡単にシングルがとれるならスナイプクルーなんていてもいなくても変わらないんじゃないか。そんな幼稚な考えが私の頭を支配しました。今では喉から手が出るほど欲しているシングルの成績も、当時の私の眼には自分の考えを裏付ける残酷な数字としてしか映りませんでした。 二日目は、ひょんな事からトップホーンを鳴らしたり、コースも少し引かせてもらったりするもののやはり釈然としない。結局新人戦の間に私の悩みが解決されることはありませんでした。それでも、スナイプクルーを続ける上回生を見て、続けることでスナイプクルーの存在意義が見えてくるかも知れないと思って続けてきました。 今では自分のコースで順位が上がったレースや自分の動作ミスで順位を落としたレースを経験しているのでスナイプクルーとしてのやりがいや存在意義に疑問はないのですが、船に鎮座しているだけで前を走れるというのは当時の自分には非常にセンセーショナルで「これじゃない感」を強く感じるものでした。前を走ったのに全く嬉しくなかった最初で最後の「思い出のレース」です。 後少ししたら期末テストです。もう少ししたら夏休みです。そしたらすぐに新人戦です。1回生は細かいことは気にせずにダブルハンドのレースを楽しんでください。たぶん本部船から応援してます。 (*)スマブラDXのピチュー 公式が認める最弱のキャラクター。重量が全キャラの中で最軽量で吹っ飛ばされやすい。また、リーチが短いので相手の懐に入らなければ攻撃が当たらない上に、そもそもの火力が低いため決定力に欠ける。Bボタンで電気玉を飛ばす遠距離攻撃ができるものの、攻撃(電気のエフェクトがでる他の技でも)と同時に自分もダメージを食らうという誰得特性を持つ。(ただし、着地硬直のフレームが飛び抜けて短いことや、↑Bの復帰距離がピカチュウを上回っていることもありクッパやミュウツーより高く評価されることもある。) 

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