
思い出のレース#07
こんにちは。2回生470スキッパーの織田です。今回は思い出のレースというテーマで書かせていただきます。
私にとって1番忘れられないレースは、やはりメイレガッタです。2回生配艇で、練習でもほとんど経験してない8メートルほどの強風の中レースをするのはとても緊張しましたし、先輩方に頼らず全てのことを自分で判断しなければならないことに責任を感じました。圧倒的に体力とパワー不足の中、「無理ゲーや!」と半泣きで遥か彼方に見える上マークを朦朧としながら目指していたことしか思い出せません。早くも2レース目からメインを引くことが出来なくなり、自分の実力不足を痛いほど思い知らされました。一生懸命コースを引いてくれたクルーには沢山迷惑をかけてしまいましたし、順位は勿論ひどいものでした。
ボロボロなレースでしたが、沢山のことを学ぶことが出来た貴重なレースでもありました。少しチューニングを変えてみて、どうやったら楽に走れるか、どうやったらより上れるか、とても基本的なことばかりでしたが、これらが如何に大事なことなのか思い知りました。遥か前を走る先輩や同回を見て、早く追いつき

思い出のレース#06
2回生スナイプクルーの奥村歩です。私の「思い出のレース」について書かせていただきます。思い出のレースはたくさんあって、絞るのは難しいですが、今回は3月に行われた2018年同志社ウィーク第3レースについて書こうと思います。
この同志社ウィークは、全国から学生だけでなく社会人も集まり、70艇超のビックフリートで春休み中の練習の成果を確認するレガッタでした。私たちにとっては初めて同期のペアで出場するレガッタであり、私はスキッパー飯島森とペアを組んで、クルー星雄太郎と交代で出ることになりました。春合宿中は彼らとヨット三昧の充実した日々を過ごしていましたが、同志社ウィーク10日前に体調が悪化して入院してしまいました。入院した当初は、同志社ウィークに出られないどころかヨット部を続けられなくなるかもしれないと思い、絶望していました。今回は幸い、順調に回復したため5日間で退院出来ました。同志社ウィークに出場できるということだけでとても嬉しかったです。しかし、レース前日にメインハリヤードが断裂してしまい、半日かけて整備しました。断裂したのがレース当日じゃなくて良

思い出のレース#05
2回生スナイプクルーの太田です。「思い出のレース」というテーマでこのブログを書かせていただきます。
さて、思い出のレースということですが、まず今までにどのレースに出たのかを思い返してみようと思います。
新人戦、プレプレ、同志社ウィーク、メイレガッタ、四大戦、琵琶スナ、プレ、個人戦予選と、思ってるよりたくさんのレースに出てました。
正直に言いますと、1つ1つのレースはその時は必死ではしっているのですが、レース全体を通しての流れを覚える余裕もなく、今となって思い返してみると細かい部分まで覚えているレースはまったくありません。
ですので、直近のレースではありますが、個人戦予選の第2Rについて書かせていただきます。
スタート前のプランニングでは、同回スキッパーの福矢と、「右海面にのばして、右のブローに入ってスターボで走れたらいいね」的な会話をしていたところ、下有利もあってかスタートラインのアウター側に船が集まっており少々の不安感を感じつつも上3くらいでスタートしました。
ベストスタートはきれなかったもののなんとか隙間を見つけてタックを返し、一番右に

思い出のレース#04
こんにちは、4回生470クルーの江澤です。今回のテーマは「思い出のレース」ということで、良くも悪くも一番記憶に残っているレースについて話します。しかし、これまでに出場したレース数が多く、これ書くにあたってずいぶんと悩みました。2回生の近北予選で走らなかったことや3回生のインカレ本戦でノーレースになったが1上を2位で回航したこと。書くネタは割とありましたが、悩んだ末に選んだレースは2016年全日本インカレ団体戦本戦第1レースです。
この日は朝から強風で、時刻どおりにレースがあるだろうということで、ハーバー内がピリピリしており、その中で私はD旗前の他大のエールや海端に並ぶヨットの多さに圧倒され、周りの人たちが全員すごい人達に見えていました。D旗直前の誰かのカウントダウン、ホーンは聞こえたものの待つ船の多さで旗が見えず全員が周りを伺ったあの一瞬、船台を陸にあげられないほど雑多に並び浮かぶ船、京大サポートメンバーのエール。そのそれぞれを覚えているほど、初めての全国大会という場に緊張していました。
出艇後にも風は強く波は高くなり、迎えた第1レース。
走

思い出のレース#03
こんにちは。ブログの回りが早いと感じながらペンを進めていますが、うまく思い出のレースを話していけたらと思います。飯島爽太です。
思い出のレース一つ目は、ご存知ダブチックレガッタです。ちょうど一年前、1回生のホッパー時代以来の1人乗りレーザーでレースするということでとてもわくわくしていました。さらに、インカレがかかったり、レギュラー争いがかかったりするレースではないエンジョイレースだったので、緊張やしがらみなくレースを楽しめました。その日はとても良い風が吹いていてフルハイクアウトで船を走らせ、波に乗り、風を肌で思い切り感じることができました。ヨットをより一層好きになった瞬間でした。加えて、レースの部分だけが最高だったわけではなく、主催者の京都ヨットクラブの方々がとても親切で優しかったこと、レース後のお昼ご飯のカレーが美味しすぎてたらふく食べさせてもらったこと、参加賞のTシャツが良質でかっこよかったこと、そして1000円でこんないいイベントに参加出来たことなど、挙げればきりが無い程に最高なポイントがあったレガッタでした。世界で一番悠々自適な時間を過ご

6/23〜6/24 近畿北陸学生ヨット個人選手権
4回スナイプスキッパーの中川です。6/23〜24に柳が崎沖にて開催された近畿北陸学生ヨット個人選手権の報告をさせていただきます。
1日目は風が弱く1Rのみ実施されました。弱い風の予報の中でレース数を増やすため、短めのコースとなり、スタートの重要性が増すレースとなりました。
2日目は不安定な南の軽風で470は4R、スナイプは3R実施されました。470はカットレースが発生しましたが、スナイプでは合計4Rとなり、安定した順位をとることが個人戦突破の鍵となりました。最終結果では、470から松島(3回)・江澤(4回)ペアと梶村(4回)・関(4回)ペア、スナイプからは小塩(4回)・長塚(3回)ペアが本戦の出場権を手にしました。僕と青木のペアは7位で予選を突破することはできませんでした。
以下、個人戦を迎える前日に書いた文章です。僕は、チームが団体戦で勝つことができれば誰がレギュラーになっても良いと思っています。個人戦を突破して本戦に出場するということは、そのペアの成長だけでなくチーム全体の成長につながります。そういう意味で、僕はとにかく京大の誰かが最低1艇、

思い出のレース#02
2回生スナイプスキッパーの飯島森です。
思い出、というほど古い話では無いのですが、2018年4大戦第1レースが鮮烈に記憶に焼き付いていることは確かです。
この日はAP旗が降りたため出艇したものの、微風に悩まされて3時間以上沖で風待ちを強いられていました。そんな中で南西から入ってきたオンデッキ程度の風でレースは行われました。スタートは圧倒的下有利でスターボでスタートを切るのは困難と考え、空いているところからポートスタートをしました。クルーの金岩はグイグイとヘダーしていく風の中でひたすら右に伸ばしました。レイラインには乗らないもののその近くまで伸ばしきったところでタックを返すと振れの恩恵で左に伸ばしていた艇が全てはるか下に見えました。そこからさらにグイグイとリフトしていき、結果的に凄まじいオーバーセイルとなってしまいましたが、とてつもないゲインを得た自艇はダントツの1位で1上を回航しました。上マークまで(二回でなく)一回のタックで到達する、文字通りの右くの字コースでした。後ろは固まっていて登りあいをしていたこともあり、1下までは距離を詰められること

思い出のレース#01
4回生スナイプの青木です。「思い出のレース」というテーマでブログを書かせていただきます。よろしくお願いします。
思い出のレースとして次のレースを挙げます。
2016年 琵琶湖セーリングチャンピオンシップ 第2レース
2回生の8月に行われたこのレガッタ。位置づけは団体戦予選に向けての最終選考レースでした。当時2回生だった僕は同じく2回生の中川とこのレガッタに向けてペアを組み始めました。中川と組む前、1個上の高木さんと3レガッタほど出させていただいていましたが、ボートスピードはあったにもかかわらず、レースで全く結果を出すことができず、苦しんでいた時期でした。中川と組み始めてからは、帆走練習での上り角度が先輩方と比べて圧倒的に悪く、帆走練習でもコース練習でも先輩方に全く太刀打ちできない状況でした。そんな中迎えた最終選考レース。当時の状況では先輩4艇が団体戦のメンバーとして有力であり、ここで結果を出さなかったら今年のインカレには全く関われないだろう、という雰囲気をひしひしと感じていました。
迎えた初日、朝の帆走の時間に、スキッパーの中川が佐藤

自己紹介『1回生』#17
はじめまして、工学部地球工学科1回生の村山航大です。初めての投稿になります。皆さんこれからよろしくお願いします!
私を簡潔に表すと「自由人」になると思います。というのも幼い頃から好奇心旺盛で、あるものに対して突然驚く程の熱意を見せるからです。実際に今まで様々な趣味を持ってきました。まず小学生の時は地図がすきで、暇さえあればひいてみたい路線や高速道路を書き込んでいました。それが高学年になると地震に興味を持つようになり、中学生になると今度は宇宙へ、と僕の世界はどんどん広がっていきました。もちろんそういった勉強っぽい趣味以外もあって、高校受験前に見始めた「踊る大捜査線」はサントラや関連本をいれるためだけに引き出しを用意するほどの熱のいれようです。また高校に入ってからは大相撲観戦にはまっています。勝負自体は短時間で決するので見所が分かりやすく、その一瞬の凄まじい盛り上がりには見れば見るほど引き込まれていきます。残念ながら自分の周りにはあまり好角家がおらず寂しいので、艇庫のテレビで大相撲の取り組みを流して仲間を増やしたいなと思っています。
このように私

6/16〜6/18 練習
こんにちは。3回スナイプヘルムスの綱井です。今合宿の報告をさせていただきます。今合宿は土日を通して良い風が吹きインカレ個人戦予選前の最後の調整にふさわしい中身の濃い練習が出来ました。主に帆走で走りを確認し、レース練習などを行うことで意識しなければならないポイントを最終確認できました。また京大は月曜日が創立記念日ということで学校がお休みとなり、その日も続けて練習を行いました。しかし午前の出艇直前に大きな地震が発生し、しばらく待機となり、部員の安全確保と部員と保護者間での安全確認が行われました。数名の部員の実家の方で少し被害があったそうですが、部員全員とその保護者方が無事であったことが何より良かったと思いました。練習としても午前いっぱい良い風に恵まれ有意義なものとなりました。
僕は、ヨットは自然と一体となったスポーツだと思っています。実際そこがヨットの最大の魅力だと感じているのですが、それだけに今回の地震だけでなく、暴風や雷などといった自然災害にもより敏感に付き合って行かなければなりません。日々、自然に感謝というほど大げさなものではないですが、当たり