

ヨット部を引退して #9
お久しぶりです。旧4回生スナイプスキッパーの綱井です。
11/9の代交代式を終え、私たち84期は正式に部を引退しました。長い私のヨット部生活は終わりました。関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
最後に私はこのブログで、①どのようにヨットに向き合ってきたか、②今後の抱負の2つについて記そうと思います。京大ヨット部における私の遺書です。皆さんにどう伝わるかはわかりませんが、皆さんなりの解釈で楽しんでいただけたらと思います。
①について
私は、「自分が全国の舞台で活躍したい」という思いからこの京大ヨット部に入部しました。実は特にヨットが面白くて入った訳ではありませんでした。みんな同じスタートから競えて大きな舞台で戦える環境に惹かれていました。
私は入部当初から人一倍練習に打ち込みました。自主練は何としてでも全部行ったし、下級生が置いていかれがちなミーティングでも絶対に1つは質問をする事を決めて行っていました。自分が周りよりも上手くなりたい、勝ちたいという気持ちだけで突き進んでいました。一方で、みんながヨット楽しいって言っているのがあん


ヨット部を引退して #8
84代会計を務めました。470スキッパーの松島です。
未だに現役と同じスケジュールで練習し、レースに出ており、全く引退したという感じではありませんが、引退ブログというものを書かせていただきます。
この4年間を振り返ると本当に色々なことがありました。入学前の自分が思い描いた4年間とはあまりにもかけ離れたものでした。そして、ずっと素晴らしいものだったと思います。ただ、何度振り返っても先日のインカレのことばかり思い起こされ、終わってしまったことをあれやこれやと考えてしまいます。
470級13位、スナイプ級3位、総合7位で迎えた最終日、470級の入賞は実質的にほぼ不可能な状況で総合入賞だけを考えて臨みました。結果として470もスナイプも順位を2つ上げ総合5位入賞と、目標としていた総合入賞が達成されました。レースメンバー、サポートメンバーが出来うる限りを尽くした結果であったと、そう思って着艇したつもりでしたが、コーチから「よく頑張った」と声を掛けられると、やはり悔しくて涙をこらえられませんでした。自分がこれまでいかにヨットに夢中になっていたかを思い知


ヨット部を引退して #7
お世話になっております。第84代スナイプリーダーを務めました長塚正一郎です。ヨット部での活動を振り返ると、我ながらブレブレな4年間を過ごしてきたなあと思います。他の同期のように筋を通してやり切ったと言えるかっこいい4年間ではありませんでしたが、ここでは、ヨット部に捧げ切った自負のある、最も濃かったこの1年を中心に書かせていただきます。
優勝を達成したいま、リーダーとしての1年のあらゆる出来事を美談として片づけられる気もしています。が、正直、きれいごとで済ますにはあまりにも人間的でどろどろした毎日でした。この1年、上手くいったことなんて数えるほどしかありません。
1年前の代交代式、クラス準優勝の裏でレースに出れなかった同期が涙を流す姿を見て、チームの在り方について深く考えさせられたのを昨日のように覚えています。インカレクラス優勝するために、どんなチームを目指したらいいのか。「良い」チームを作りたい。でも「良い」って何なんだ?強豪私立のような「結果」に拘るドライなチームやレースメンバー至上主義に対する違和感。それよりもメンバーの多様性を生かした京


ヨット部を引退して #6
こんにちは。84代マネージャーリーダーを務めさせていただきました佐藤です。
引退してはや数週間がたとうとしています。ここではマネージャーチームの事ではなく、自分自身について振り返って書いてみようと思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。
中学生の頃、転校先で部活に入れずにいた私に剣道部の顧問の先生が声をかけてくれたことから始まった、運動部マネージャーという立場。まさか、大学でもマネージャーをすることになるとは思いませんでしたが、友達の付き添いで足を運んだヨット部の試乗会で京大ヨット部の雰囲気の良さに惹かれ、直感と勢いで入部を決めました。当時は、ヨットがかっこいいとか、頑張っている選手を支えたいといったマネージャー精神はなく、ただただ「雰囲気が良くて楽しそうだから」といった至極単純な理由からの入部でした。
そんな軽い気持ちで入部した私にとって、最初の1年間は苦闘の毎日でした。実際にレスキューボートに乗り、選手や先輩方の勝利にかける想いを間近で見る機会が増え、こんな軽率な気持ちで入る場所ではなかったと後ろめたさを感じることも多々ありました。あ


11/21〜24 通常合宿&プレプレ
こんにちは、1回生470スキッパーの中村です。11/21〜24にかけて行われた、通常合宿とプレプレの報告をさせていただきます。11/21.22はプレプレ前最後の練習期間でしたが、両日ともにほぼ無風状態でした。そのため、無風の中でもベビーパークや動作練をして自分の動作を確認したり、船の整備やチューニングをとるなど陸上でもできることを見つけプレプレに備えました。そして迎えたプレプレですが、生憎の無風で1日目の11/23はノーレースのまま終えました。2日目は昼頃から良い風が入ってきたため、2レース成立し代交代後初となるレースが出来ました。自分は他の1回生スキッパーと交代で出場したため1レースだけの参加となりましたが、レースに出ることで新たな課題を見つけることができとても良い経験になりました。私はケースを起こしてしまったことを含めまだまだ反省すべきところがあり、悔いが残る結果となりましたが、1回生スキッパーでもしっかりと前を走ってる人がいたり、上回生がトップホーンを鳴らしたりしていてとても刺激を受けて良いモチベーションになりました。また、このプレプレをも


ヨット部を引退して #5
470リーダーを務めました、八代です。はやいもので、第84代が引退して、2週間が過ぎようとしています。
大学入学後、僕にとって京大ヨット部は、まさに生活の一部でした。
高校の友人に誘われて新歓に行き、試乗させていただいたヨットの楽しさと、「体育会」という言葉の持つイメージを払拭するほどフレンドリーな部内の雰囲気に魅了されて入部。
気が付けば授業そっちのけで夢中になっていました。(親にあきれられるほど・・・)
そして、引退した今、京大ヨット部に入部して本当に良かったと思っています。
今年、470のリーダーを務めさせていただきましたが、振り返れば、はたして自分はちゃんとリーダーとしての役目が果たせていたのだろうかと考えることが多くなりました。
勿論、チームの事は誰よりも大切に思ってきたと自負していますが、それだけでよかったのか、足りないものがあったのではないだろうか、何かもっと色々な意味での「強さ」が必要だったんじゃないだろうかと反省しきりです。
それでも、こんな僕についてきてくれた後輩たちに感謝しています。
みんな、本当にありがとう。


11/16〜17 通常合宿
こんにちは、1回470スキッパーの中平です。11月16-17日に行われた通常合宿の報告をさせていただきます。「通常」と言っても代交代後初の練習ということで、出艇前にクラス別ミーティングができたり同じクラスでも2チームに分かれていたりと多少変化がありました。ちなみに470は470リーダーの意向によりA,BではなくM,Kチームに分かれました。意味深ですね。他にも、部車が使えるようになったり体操の号令係が変わっていたり紫雲に乗れるようになったりと変化が多い週末でしたが、際立っていたのは代交代にともなう変化よりもむしろ風邪のパンデミックでした。人が減りすぎて土曜の夜は変に静かな艇庫でした。プレプレ(秋季大会)が来週に迫ってるので体調を整えてがんばっていきたいですね。
練習の方は470はマンネリ化を防ぐ意図からか土曜日は帆走練、スタート練、コース練習、マーク回航とバラエティに富んだ構成でした(スナイプの方は僕にはわからないです)。風も普段あまり練習しない4〜5m/sが吹くときもあり、充実した練習になったと思います。日曜日は風が弱く午前は早めに着艇し艇チェッ


ヨット部を引退して #4
この世の全てのサポートメンバーや、くすぶってる奴に読んで欲しくて書きました。長いですが最後まで読んでほしいです。
京都大学体育会ヨット部84代主務 スナイプスキッパーをしていた隅田です。
1年前の代交代式の夜、お通夜みたいな決意表明をしました。
自分の実力はくそのまま、自分が何もしないまま、自分のチームが準優勝した。そのやるせなさと、申し訳なさと、今後への不安がごちゃまぜになったわけのわからない感情で僕はいっぱいでした。どうしたらいいかわからないままでした。メンタルは完全に終わっていました。
代が変わって、主務という役職を通して、部の運営に携わっていくことになりました。本当にたくさんの業務をこなしました。年賀状を家のプリンターで無限に印刷して、追いコンを設営して司会をして、スポンサーと契約を更新して、部員みんなの情報を集めて更新して、大学と連絡を取り合い書類をたくさん作りました。わりと他部署の動きについてあれこれ口を挟んだり指摘したりすることも増えました。うるさいおっさんと思われていたかも知れません。
でも、その中で、自分が部活の運営


ヨット部を引退して #3
この度、京大ヨット部引退を迎えました、84代副務の飯島爽太です。最後のブログを書かさせていただきます。
京大ヨット部で本当に良かった。本当に楽しかった。そして、本当に熱くなれた。一度も辞めたいと思ったことは無かった。そんな青春の思い出をすべて記すには余白が狭すぎるので、最後の一年間、私が最高の笑顔で終わるために考えていたことを伝えたいと思います。
新チームになって、チームとして総合入賞、スナイプは一位という目標を掲げました。思い出のレースブログでも紹介した去年の同志社ウィークでの二位の景色が忘れられなくて、あの感動を全国という大きな舞台でもう一度味わいたくて、チームの目標とともに、「インカレ本戦でトップホーンを鳴らす」という目標も立てました。そしてさらに、その目標達成のために変えていこうと思ったことがあります。それが会話や意見交換でした。
ペアとの会話を意識することで、艇としての成長を目指しました。下級生の頃の沖では無口の自分を卒業して、遅いときの原因を二人で相談するだけで無く、速いときの理由を二人で共有し合いました。さらには、遅かろうが速か


ヨット部を引退して #2
84代マネージャーを務めました南と申します。大学4年間携わった部活を遂に引退してから約2週間が経ち、今は大学の卒業論文に追われる日々を送っております。
先月まで鳴り止まなかったLINE通知が随分途絶えたり、サザエさんをリアルタイムで見ることが出来たりと、ささやかな日常から少しずつ引退を実感しております。
84代の目標としていた「全日本インカレ総合入賞」を勝ち取り、私は最高の形で引退することが出来ました。最後までこの部に携わることが出来たのは皆さんの存在があってこそだと思います。「ヨット部を引退して」のテーマから少しズレてしまいますが、私のヨット部生活を綴りつつ、皆様に感謝の気持ちを述べたいと思います。
「頑張る人を応援したい」
そんな漠然とした考えから運動系のマネージャーを志望しつつも、様々な新歓を周りに回っていました。最終的にはボート部のマネージャーと京小町、某テニスサークルの四択になり、その中で他の部活には無かった圧倒的なアットホーム感、マネージャーも単なる雑用業務をこなすだけではなく、ボートを運転したり、美味しいご飯を作れたりと私の中