思い出のレース #9

May 25, 2020

 

こんにちは鈴木晟太です。今回は思い出のレースについて語らせていただきます。

 

とは言いましても、心に残るのは悔しいレース結果ばかりです。ここで一つ、自分の中でピカ1に悔しかったものを書かせていただきます。(記憶があいまいなので、結構盛って書きます。)

 

 

時期は確か、ヨット生活の中でも初々しい時期のレースだったと思います。いつも通りほぼソウルメイトの大地と共にレースに臨んでいました。二人とも一回生(二回生だったのかもしれない)というのもあり、その日のほとんどのレースが散々でした。ほとんどが最下位に近い順位。大体1上くらいでスナイプの上位に抜かされ、京大スナイプの村山、丈ペアと争った後、抜かれていく。そのあとは、毎度の470最下位メンバーと切磋琢磨、DNF回避のために努めていました。ここの層は大声を出せば、自分がポート艇であっても避けてくれます。適切なプロテストを提示しても二回転してくれません。なんせ、DNF、生き延びるが正義、ただのスラムです。

 

 

こんなスラム街で泥試合を繰り広げ、あがいていた僕らでしたが、最終レースを迎えました。心が衰弱しきっていました。大地「最後のレース、丁寧に決めよう。」破格のフラグが経ちました。文章中ではフラグですが、現場では衰弱しきっている心をいくらか緩和する、心強い言葉です。僕らの心は持ち直し、メンタルリセット。最終レースに向かいました。

 

 

そして470旗、I旗が掲揚し、時間は2分前、僕たちはやっぱりスタートの列にすら並べませんでした。時間がたち、30秒前、上よりの風、控えるのは下の方、周りにいるのはいつものメンバー、最前線にはやっとこさ出たものの、高順位は望めない、でも、これまで以上にスタートは決まりそう。一番に出るんだ。そんな気持ちで下ピンスタートを決めました。(かなり盛っているかもしれません。でも、とにもかくにも素晴らしいスタートを決めました。大地ナイス!!)

 

 

ここで、奇跡が起こりました。思いっきり風が下に振れたのです。上の船が自分の下に消えていきます。この恩恵は僕たちスラム組を上位に押し上げました。下剋上です。快感でしかありませんでした。歓喜に燃えた僕たちは、もう一度ヘダーしたタイミングでタックを返そう。そういってじっくりとその時を待っていました。

 

 

そしてそう遅くない時にその瞬間は訪れました。「ヘダーしたよ!!」大地が叫びます。「タックや!」上の方を見ても、同ポテンシャルの船はいない。上の艇のすべての前を切れる!!完璧なタックタイミングでした。確信をもってトラッピーズを外しました。びゅん!何が起きたかわかりませんでした。思いっきり前の方に飛ばされ、フォアステイに体が直撃、水没しました。そのまま思いっきり沈。今まで経験したことのない挙動。訳が分かりませんでした。大地も混乱していました。とりあえずセンターに乗ってもらい沈を起こしてもらいました。しかし、なかなか上手に起き上がりません。カムはすべて切った、なのになぜ??そして、やっと起こせたときに今までの疑問がすべて晴れました。そして2人、落胆、怒り、悲しみ、ありとあらゆる負の感情が沸き上がりました。大地は僕に、そして僕は、ジブシートが引っ掛かった、スピンハリをとめるためのフックに。

 

 

見事にメンタルが粉砕され、安定に順位も落ちていき、レース結果は最悪なものとなりました。まあ、結局ほかのスラムの住民も結局僕たちと似たようなところまで落ちてきたので、結局はそうなったのかもしれませんが。

 

 

こんな感じで、後々大地からはこの時のことをかなり引っ張られ、僕もかなりのトラウマになり、ファーストタックはかなりの神経を使うようになりました。こんな感じで、いろいろな失敗を繰り返し、結局今では僕と大地のペアはかなりの順位を打ち出すことができるペアに成長しました。現在の新二回生はこのような状況もあり、レースをほとんど経験できていない状態です。自粛があけた暁にはたくさんレースをし、成功、失敗を重ね、どんどんうまくなってもらいたいです。もちろん僕たちも含めてですが。ご精読ありがとうございました。

 

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