思い出のレース #8

May 22, 2020

 

こんにちは、3回生スナイプクルーの定田です。思い出のレースということで、今までさまざまなレースに出させてもらいましたが、中でも間違いなく思い出深いのは2回生の時大山と乗り切ったレースシーズンです。なかなか前を走れなくて、それでも諦めずに最後まで一緒に本気でレースメンバーを目指して努力したのは、今でも僕のヨット部生活における軸となっています。それを書こうかと思いましたが、思い出深すぎて多分読む皆さんが耐えきれないと思うので、今回はホッパーで初めて出た名前も忘れたあの草レースについて書こうと思います。

 京大は毎年入ってきた1回生は夏前までホッパーに乗って練習しています。僕は同期の中でもホッパーがものすごく下手でした(1日で24沈くらいした)が、ハイクアウトするのがすごく楽しかったのであまり気にしていませんでした。そして初めてホッパーでレースに出れるらしいみたいなニュースが6月くらいに舞い込んで、皆は"レースで前走ったんで"みたいな感じになっていましたが、それでも僕はハイクアウトするのが楽しかったのであまり気にしていませんでした。

そして迎えた初レース。風はあんまり覚えていませんが、最初はあまり強くなかったと思います。2レース行われる予定でしたが人数の関係上、僕は後半の1レースのみ出ました。第一レースは風がだんだん強くなる中で大地が2位でフィニッシュし、「新人の一回生が草レースとはいえ2位とったらしいぞ」と艇庫で噂が流れていましたが、多分彼は上マークを回ってませんでした。京大のマークと間違えたと後で言っていた気がします。

さらに風が強くなる中、(強くなるとは言ってもオーバーくらいだった。当時はオーバーでもオカンを呼びたくなるくらいには怖かった。)後半組と交代の時間が来ました。最初は怖かったような気がしますが楽しさの方が勝っていたような気がします。なぜなら僕はハイクアウトするのが楽しか(以下略)。

第二レースがスタート!肝心の僕はラインよりも15艇身ほど低くスタート!DNSまっしぐらでしたが、なんとかラインを切りました。圧倒的最下位でしたが、素晴らしいハイクアウトと紐を出し入れしてるだけの雑魚メイントリムでなんとか上マークに辿り着きます。(風はただのオーバーです。)そこからはやったこともないリーチングレグを見たこともない速さで走るヨットに乗り「めっちゃヨット楽しいやん」てなりました。そして最大の見せ所、来ました、サイドマークジャイブです。サイドマーク付近には、京大のホッパーと思われる4艇の船が横たわっていました。 

 

「この風のジャイブミスってるようでは、おれに下手とは言えへんで」。完全に勝ちメンタルでした。そしてサイドマークに近づき、ジャイブ!ティラーを思いっきり切りました。メインが返りませんでした。無理やり手で返しました。当て舵を知りませんでした。水に浮いていました。

 

そこから3回くらい連沈し、起こしてタックを返してそのまま下マークに向かいました。その途中にもう一度沈して、最後鬼のポートアビームで下マークに向かいました。そしてなんとかフィニッシュすんぞ!と思って2上を走っているとレスキューが近づいてきました。上回生の判断で危ないとなってリタイアとなりました。回収された後紫雲で黒田と一緒に乗っていた角岡が泣いていました。悔しかったようです。

 

ただの草レースでしたが、なぜか今でも記憶に残っています。多分最初のレースだったからでしょう。今はそんなレースも行えない困難な状況ではありますが、やれることを一つずつ積み重ねていきます。拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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