私がヨット部に入った理由 #10
こんにちは。新二回470スキッパーの中平です。さて、「私がヨット部に入った理由」ということですが、僕は普通と違って5月末に入部しているのでそれを踏まえて読んでいただきたいです。これが理由!というのも難しいので回想を書きます。
大学に入ったらとにかく楽をしようと思っていました。高校の部活や浪人期の勉強でもう十二分に頑張ったと思えたからです。でもいざ参加義務のゆるいサークルに入って活動したりしなかったりしているとなんだか持て余したような気分になりました。もっと、打ち込めるものがほしい。ゴールデンウィークも過ぎた頃、その思いが強くなりいくつかの部活を訪問していました。乗り物が好きなのと高校にもヨット部があって面白そうだと思っていたのがあってヨット部にも連絡を取りました。
5月下旬のある快晴の日、試乗会のある新歓期はとっくに終わっていたので紫雲に乗って470の練習を見学させてもらいました。湖面を反射する陽の光、染めたばかりの髪にかかる風、ボートの振動、波の音、あらゆるものが心地よかったです。いつも電車から眺めている比叡山ですら新鮮でした。練習が始まると爆風でプレーニングした470は戦闘機みたいで、あんなことしてみたい!と思いました。沈艇が続出していましたが落水した人もレスキューの人も落ち着いていたのも大きかったです。同乗していた神谷コーチにはヨットは大学から始めて全国を目指せるスポーツであることや、針路の取り方で勝敗が大きく分かれる頭脳のスポーツであることなどヨットの魅力について教えていただきました。コーチがあまりに楽しそうにヨットのことを話すので桟橋に降りたときには気持ちはすでにかなり傾いていました。
1週間後、いろいろと不安はありましたが覚悟を決めて入部しました。形はさておきいい選択だったと今では思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。