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私がヨット部に入った理由 #4


こんにちは。新2回470クルーの川根和明です。ちょうど1年前、試乗会でハーネスをつけようとして肩がもげそうになったり、トラピーズに出たらバランスが取れずに落水しかけたり、入部宣言しようとした瞬間にちゃぶ台がひっくり返ってご飯が散らかったりしたことを思い出します。早速本題に入ります。

私がヨット部に入った理由は大きく三つです。一つ目は大自然の中で行うヨットというスポーツが楽しかったから。二つ目は体育会かな?というアットホームな雰囲気。三つ目はスポーツで真剣に全国を目指すことのできる環境です。

まず一つ目について、私は試乗会で初めて琵琶湖に行きました。初めての琵琶湖からの景色はすごく雄大で、特に青空と山々と湖面の組み合わせに正直感動しました。そしてその景色の中で風を切って颯爽と進むヨットに乗るのがとても楽しく一瞬にして魅了されました。

二つ目に、中高でほぼ上下関係のない学校で育った私は体育会に対して恐怖心を持っていました。しかし試乗会に来てみると寡黙な人、ふわふわした人、優しい人というように色んな個性の先輩がいて、皆仲良く試乗会を楽しんでいました。私はこの雰囲気なら自分も溶け込めるなと感じました。

三つ目に、私は中高テニス部でしたが、どちらかと言うと趣味のピアノの方に勉強を差し置いて打ち込んでいました。またテニスにも限界を感じていました。そんな中このスポーツはこれまでどういう人生であれ、大学4年間真剣に取り組めば結果を出せると先輩から教えてもらいました。私にとってスポーツや音楽は学業のおまけではなく人生の中で最も重要なピースです。高校でピアノに真剣に向き合ったので大学ではスポーツを本気で楽しみたい、テニスで抱いた虚しい悔しさのままスポーツをやめたくないという気持ち、そしてテニスサークルの練習会で感じた、やるなら本気で楽しみたい自分の性格。そんな自分と相談したら、二回目の試乗会に来る時にはもう入部する決意を固めていました。

最後に新入生のみなさんに私が伝えたいことは、大学4年間学業以外で本気で楽しめることを探してほしいということです。京大生の一番すごいところは賢さではなく、本気で楽しんでいる時のエネルギーだと私はこの一年で強く感じました。本気で楽しんでない京大生はただの人です。コロナが収まったらぜひ試乗会に来て、本気で楽しめるヨット競技や部のアットホームな雰囲気を感じてくれたら嬉しいです。ありのままの自分でいたい人、何事も本気でかつ楽しみたい人、中高で味わった悔しさを大学で晴らしたい人、など色んな個性を持った新入生が入部してくれること、そんな新入生と一緒に一人間として成長できることを楽しみにして筆を置きます。

長々とお読みいただきありがとうございました。

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