85代での抱負 #45
85代の470リーダーを務める高山と申します。主将の藤田が「みんなブログ堅すぎやねん。俺はふざけ散らかしたろかな。」などという謎のイキリをかましていたのが脳裏をチラつきますが、僕は真面目にブログを執筆させていただきます。
今年の抱負は「全日本インカレにおいて470チーム全員で悲願のクラス入賞を成し遂げること」です。インカレのことを考える度に、全日本インカレ最終日のスナイプチーム着艇の瞬間がフラッシュバックします。スナイプ級優勝と総合入賞が決まり、皆が歓喜し、皆が涙していました。僕も例外ではありません。同じ部のメンバーとして勿論彼らの活躍はとても誇らしく、総合入賞という部の目標を達成できたことはとても嬉しかったです。しかし、僕の感情を最も支配していたのは、470チームが11位に終わってしまった悔しさでした。悔しさという感情は諸刃の剣です。モチベーションの根源にも成り得れば、心の挫折にも繋がり得るものだと思います。僕は二回生の時の蒲郡インカレで惨敗した時、上位レベルとの余りにも大きすぎるその差に絶望し、ヨットに対するモチベーションを失いました。
僕は入部した時、全日本インカレ入賞なんて出来るわけがないと心の奥底では思っていました。しかし今年度の全日本インカレにおいて実際に京大ヨット部は総合入賞し、その景色を一緒に見させて頂きました。スナイプチームには大変申し訳ないのですが、彼らがまさか優勝するとは微塵にも思っていませんでした。しかし彼らはその目標を掲げ続け、実際に成し遂げました。誠に身勝手ですが、とても勇気を貰いました。今年度大会で11位に終わってしまった470チームが、来年度大会で入賞することは不可能ではないと心の底から信じることができました。今度は悔しさをバネに出来そうです。
信じれば叶う、といった類の名言のようなものをよく目にします。僕は綺麗事が大嫌いですが、信じるという行為がいかほどに難しいかを知っている今なら、この言葉もあながち綺麗事ではないのかなと思います。昨年、僕はどれほどまでに目標を信じ、口に出すことができていたのかと自省しています。僕はリーダーとして、自分自身含め回生関係なくチームの皆が、恥ず事なく自信を持ってチームの目標を口に出せる、そんなチームを目指していきたいと思います。マインドの話ばかりになってしまいましたが、無論自分たちの技術面の課題に対してはシビアに向き合い、着実に成長するために日々思考を絶やすことなく、練習に取り組んで参ります。また、スナイプチームに対して変な意地を張ることなく、日本一の彼らからあらゆる限りのものを貪欲に吸収していきたいと思います。僕は成らず者ですが、監督やコーチ、OBの方々、保護者の方々、また京大ヨット部を応援してくださる全ての方々への感謝を忘れず、そして、お力をお借りしながら、次なる目標に向かっていきたいと思います。わざわざお読み頂きありがとうございました。頑張ろう、みんな。