思い出のマネ飯#10
こんにちは。4回生マネージャーの和田桃香です。 マネ飯を作り続けて早4年目になります。大学に入るまで家でほとんど料理をしなかった私ですが、就職活動の特技欄に「料理」と書けるまでになりました。(実力は別として…) ただ難点は、50人前は作れるけれど2人前は作れないところです(笑) 1回生の時、私たちの代で5人マネージャーが入部したことでメニューの幅が広がり最初の頃は毎回違うメニューを作っていました。その頃に初めて作った天津飯やチキン南蛮は今では人気メニューの1つです。 中でも私の思い出のマネ飯は、2回生の夏に門脇先輩、千田と一緒に作った「コロッケ」です。この日は艇庫飯史上最大の事件が起きました。 思い起こせばその日は最初から不穏な空気が漂っていました。まず、みんなにいっぱい食べてほしいと大量に購入したじゃがいもを茹でるだけでは追い付かないので、茹でると同時に電子レンジで温めました。なぜかブレーカーが何度も落ち、しばらくすると何だか変な臭いがしました。電子レンジを見ると、煙が…。 電子レンジが故障してしまいましたが、スーパーの袋からは次々とじゃがいもが出てきます。私がじゃがいもに追われていると、千田からあの高い大きな声で「くさっっっ」というリアクションがありました。玉ねぎが腐っていたのでした…。 そして、カレー味のコロッケを作るためにカレールーを玉ねぎとひき肉と共に炒めていたのですが、何やら食べ物には絶対に見えない物体に?????(ご想像にお任せします) さらに、今日はクリーミーコロッケにしようという私の提案から生クリームを程よい感じで投入したつもりが、いざ丸めるときになると柔らかくて形がとり辛くなってしまいました。パン粉を少し足して何とか形を整えました。 なんとここで時刻はもう17時です。揚げ始めるも、油の中に入れた瞬間、形が全て崩れていきます。何度挑戦しても「コロッケ」は藻屑のように散っていき、このままでは艇庫史上初のマネ飯が白ご飯だけになってしまうかもしれない!揚げずにコロッケのタネを焼こうかと3人で相談していたその時!! 出艇組のマネージャーが帰ってきました。彼女たちは疲れているのにも関わらず、コロッケが1つも出来上がっていないのを見て、すぐに手伝ってくれました。その頃には冷やしていたコロッケのタネも硬くなり、奥田先輩や斎藤が次々とコロッケを丸めてくれました。矢後や南、佐藤は荒れ地となっていたキッチンを片付けてくれました。 何も言っていないのにそれぞれが状況を見て手伝ってくれ、マネージャーのチームワークに本当に感動しました。 マネージャーの協力のおかげで、全体ミーティングが終わる頃にはコロッケが完成しました。プレーヤーはこんな事件があったとは露知らず、「美味しい」と食べてくれ、おかわりもしてくれました。 マネージャーみんなの大切さを感じた1日になりました。 暑い中買い出しに行ったり、ちょっと調理が大変だったりするときもあるけれど、みんなが美味しそうに食べてくれている姿を見るとまた次も頑張ろうという気持ちになります。今では一緒に作ってきたマネージャーや「美味しい」と言っておかわりに並んでくれるプレーヤーたちに感謝の気持ちでいっぱいです。 引退まであと数ヶ月ですが、記憶に残るマネ飯作り頑張ります!乞うご期待!!