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私がヨット部に入った理由#17

新4回生スナイプスキッパーの中川です。僕は受験期のころから大学生になったらテニスサークルに入ると心に誓っていました。しかし、高校の級友たちの中で良くない噂が広まるのを恐れ、あまりはじけたサークルには入れないなぁと思っていました。入りたくない訳ではないです。外面ばかり気にする性格でした。ヨット部の新歓に来た時も、流石に謎部活すぎて入らんやろと思っていました。が、当時4回生の浅尾さんを筆頭とする先輩方の圧倒的新歓パワーに蹂躙されるうちに、ヨットという謎競技を全力で楽しんでいる先輩方、そしてそのことに誇りを持っている部員の様子がなんとなくカッコよく見えてきました。自分の好きなものを堂々と好きだと言える人はカッコいい的なアレです。人の目ばかり気にしていた僕は、自分が面白いって思ったものが世界で一番面白くね?とでも言いたげな集団(ほぼ浅尾さん)がいることにまぁまぁの衝撃を受け、そんな生き方してみたいなぁと思い始めました。先輩方が心の底からヨットとヨット部を楽しんでる姿は、僕の中で大きな入部理由です。 もう一つ、入学当初から、大学生活4年の間で何かを成し遂げてみたいという気持ちが僕の中に微かにありました。僕が新入生のとき、京大ヨット部はまさに強くなっていく過渡期でした。全国で戦うという響きはとても魅力的で、特に何ができるわけでもない自分が、将来的にはインカレとやらで活躍できる可能性があるのかもしれない、と思うとその気持ちは強くなっていきました。スポ根な人生は送っていませんが、そういったものに憧れを抱いていたのかもしれません。体育会はしんどいイメージがあったので最後まで悩み続けましたが、最悪辞めればいいかという見通しの甘さが逆に幸いして、入部に踏み切ることができました。最後の一押しをしてくれた松原さんには感謝しかありません。 結局、入部に至るまで、ヨット自体の楽しさやヨットの競技性の面白さを意識したことはありませんでした。浅尾さんの作るPVを見て、ヨットかっこいいやん!とは思いましたが、結局惹かれたのは先輩方の人柄と部活全体の雰囲気でした。何をするかじゃなくて、誰とするかが大事なんだなーって学びました。最後に、今となってはヨット競技めちゃくちゃ好きです。以上です。 

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