引退ブログ 定田哲(スナイプ・クルー)


お世話になっております。先日引退しましたスナイプクルーの定田です。引退ブログということで何を書こうか迷いましたが、最後のインカレにて自分なりの視点から見えたことと感じたことを述べたいと思います。

 インカレ初日から最終日まで自分はレスキューにて4番艇の交代要員として乗艇していました。その中での自分の役目は上マーク船から送られてくる風の情報と470のレスキューから送られてくる潮の情報をまとめて噛み砕いたものを、レースメンバーに情報としてなるべく端的にわかりやすく伝えるというものでした。

 インカレは総合力とよく言われますが、各々の役割による責任の大小は異なると言わざるを得ません。私の役割などレースメンバーの役割と比べれば屁でもないし、4番艇クルーの私の風の分析よりもレースメンバー自身の目で見て感じた情報の方が遥かに正確でしょう。私の分析で例えば左が良いとなったとしても、彼らの選択が右ならば情報としてそれは価値がないですし、そもそもそんな情報を伝えるべきではないです。それよりも双葉が主に担当した備品の方がはるかに大事だし、陸の下級生が担当してくれた書類や申告関連の方がよっぽど実際の数点差に響きます。

 結論から言わせていただくと、私はインカレでは特に何もできませんでした。海面を俯瞰できる立場から言える事実を述べてあとはレースメンバーに任せた方が良いと判断したからです。私がもっと上手くて自分の風の分析に自信を持てていればもう少し伝えることができていたのかもしれませんが、仮にそうだとしたら4番艇のクルーなどという立場にはいないはずでしょう。それなら最初から強豪私立のように風のわかるコーチなどをレスキューに配置しておくべきで、でも今年の方針としてそうしなかったということは1〜3番艇の風の分析で勝てると思っていたからだと思いますし、実際自分もそう感じておりました。

 しかしながら今年のインカレの結果は総合入賞ができてそれ自体は本当に嬉しかったのですが、スナイプ優勝はなりませんでした。3日目と4日目は風がなくてレースがあれば勝てたかもしれない、運がなかったとよく言われるし言っていますが、その言葉に私は何も意味を見出せませんし、実力でしっかり負けたと私は感じています。2日目は京大は調子を上げたものの、やはり初日から上位校はリスクヘッジが完璧だったし、ノーケースノートラブルで無駄な回転も行わず、しっかりとスコアリングしていました。そういったところが京大は甘かったように感じました。

 最終日のAPAの旗が上がりホーンがなって負けが確定したときは驚くほどあっさりでした。どこかでこの敗北が腑に落ちていました。それと同時に3番艇と遜色ないほどもっと実力をつけるべきだったと強く思いました。1〜3番艇が信頼できるほどのクルーになれなかった後悔が残りました。日本一の4番艇になれなくて、頼りないレスキューで本当に申し訳なかった。最後の着艇から紫雲の積み込みが終わるまで手伝ってくれていた下級生には言い訳をしていましたが、本当は同期に顔向けができなかったからです。

 私程度の努力ではレースメンバーを負かすこともチームを日本一にすることもできませんでした。3番艇に勝つためのフィジカル、メンタル、セーリングを私なりに突き詰めたつもりではありましたが、所詮やった気になっているだけでした。そして日本一がどれほど遠い存在のものなのか改めて認識させられました。

 下級生には残された時間を1秒でも無駄に過ごして欲しくありません。伸び悩んでる人は努力してる気になってるだけか改めて考え直してみてほしいです。沖に出てる1秒を死ぬほど集中して大切にできてますか?帰りの帆走のアビーム適当に走ってませんか?。そこにはすべて上手くなれる要素がゴロゴロ転がっています。どれだけそれを多く感じ取れるかはかなり重要ですし、私は4回生になってやっとそこのヨットの奥深さを知ることができました。遅すぎますね笑。

 長々としょうもないインカレの自分語りをしてしまい最後まで読んでいただいた方には本当に頭が上がらないのですが、これにて私の京大ヨット部最後のブログとさせていただきます。ケルベロス乗りのイメージは払拭できたかな?笑

 拙い文章でしたがお付き合い頂きありがとうございました。失礼します。

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