京大ヨット部を引退して #15


前年度主将を務めました、4回生藤田裕です。

 引退してからしばしばこのブログの文章を書こうとWordに思いを書き連ねていたのですが、書いては消して、を繰り返してとうとう12月に入ってしまいました(執筆当時)。今年の結果についての思い、主将を務めさせていただいた1年間の反省、1年間共に戦ってくれた同期や後輩への感謝、入部してから様々な形でご指導してくださった先輩、監督、部長、OB会の皆様への思い、コロナ禍でもヨット部を応援してくださった大学関係者、スポンサーの皆様への感謝、そして現役をサポートし続けていただきました父兄の皆様、特に自分の両親への感謝など、伝えるべきこと、伝えたいことはたくさんあるのですが、ある程度の字数制限(?) があるブログという形ですべての思いを文字にするのは自分の言語操作能力の低さも相まって大変難しいものでした。ところどころ読みぐるしい箇所があるかもしれませんが最後までお付き合いください。

入部してからヨットにかかわる事、部活運営にかかわる事は生意気ではありますが人並みには考えてきた自負がありました。ですが最終学年にチームの主将として過ごした1年間は想定外の連続でした。これまで当たり前だった環境が急になくなってしまい、何をするにも手探りの1年間で、多くの人に迷惑をかけてしまったと反省しています。チームを作ること、チームを強くすること、自身が成長し続けることがこれほどまでに難しいことなのかと、いろんな場面で、いろんな決断をしていく中で感じました。また、主将を務める中で、下級生の方が気づきやすい事、上級生の方がわかりやすいこと、部外から見た方がわかる事、部内にいないと気づけないことなどを色んな立場の人とのコミュニケーションから学ぶことがありました。主将の身でありながらこの1年間は学ばせてもらうことばかりでした。現役部員含め、85代京大ヨット部にかかわってくださった皆様、本当にありがとうございました。

そのように、沢山の視座からたくさんの示唆をいただき、本当に貴重な経験をさせてもらったと思う反面、それをチームに反映させることができなかったことにいまだに悔しさを感じています。結果でいえば、470の予選敗退、スナイプの13位。どれもが想像していたシナリオとは程遠い結果になってしまいました。自分の思考回路、主将としての決断、言葉、行動、たくさん悩みながらもその時の最善の一手を指し続けてきたつもりです。でも目標には手が届かなかった。僕たちが掲げた目標は今思っても無謀だったとは思っていません。でも実現できなかった。一言でこれが原因だ、と断定することは難しいと思います。今年の反省、今年できなかったことなどはもちろん改善してほしいと思いますが、1年間のチーム運営はとても流動的です。チームが変われば、そして環境が変われば問題は急に降ってくるし、状況に応じてそれらは様々に変化していくはずです。そのような諸問題、障壁を強い意志を持って乗り越え続けるチームが目標を達成するのだと感じました。

後輩に、そして来年度以降の京大ヨット部に一つだけエールを送らせていただけるとすれば、とても難しいことですが、常に乗り越え続けるチームであってほしいと思います。京大ヨット部ほど多くの人に愛されるチームはないと思います。この1年間で多くの人とかかわる中で京大ヨット部に対する思いをたくさん見聞きしました。京大ヨット部において「人の数」は力だと信じています。決断する中で、行動する中で様々なモノを犠牲にすると思いますが、色んな人を巻き込んで、強い意志で一つ一つの課題をクリアして、最後の壁を乗り越えた先に見える絶景を是非みんなの目で見てほしいと思っています。期待しています。

最後になりましたが、今年が京大ヨット部にとって飛躍の1年となるよう、これからの京大ヨット部の活動を見守っていきたいと考えています。長くなりましたがお読みいただきありがとうございました。

京都大学体育会ヨット部前主将 藤田裕

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